キリスト教を現実世界から引き離した教えの隠れた意図
これまで律法を半ば捨て、この世界を統治する独自の思想を聖書から編み出してこなかったため、キリスト教は、現実世界を聖書的に評価することができなかった。
そのため、クリスチャンは、社会主義者になった。資本主義を金銭をあがめるエゴイズムとし、それに対する代替制度を社会主義に求めた。
税金を多く納めることを何か慈善と同じものであるかのように考えてきた。
しかし、実際、聖書は10%以上の徴税を奴隷制度と定義していたのだ。
聖書を「現実生活とは関係ないもの」と考えるように仕向けたのは、ヒューマニズムである。
ヒューマニズムが作り上げた世界観とは、クリスチャンに現実世界にタッチさせないものである。
すなわち、世界を現象界と叡智界に分け、現象界は科学によって検証可能な世界、叡智界はそうではない世界とした。
宗教は叡智界のこととされ、キリスト教はここに押し込まれた。
無思慮なクリスチャンは、「これでキリスト教の居場所ができた。今後、自然主義者からの攻撃はなくなった」と安堵した。
しかし、実は、この世界観によってキリスト教は、現実世界と無関係な夢物語となった。
今、我々を原理主義と呼ぶ人々は実はこの世界観によって洗脳されているのである。
彼らの考えはこうだ。
「キリスト教は叡智界に属し、宗教的世界、天国のこと、教会内部のことを扱うだけでよい。政治とか経済とか世俗にまで進出するな。世俗に進出するのは、まるでイスラムの原理主義と同じではないか。」
今の一般的クリスチャン(このHPの読者でヒューマニズムの洗脳を解かれている人々以外)は、学校教育を通じてこの世界観に毒されているから、彼らに同意する。
「そうだ、そうだ。クリスチャンは、政治や経済にタッチすべきではない。これは世俗の事柄で、世俗の事柄は聖書によるのではなく、世俗の学問に基づいて考えるべきだ」と。
くどいようだが、彼らにはっきり言おう。
「あなたは、騙されている。洗脳されている。」
我々を現実世界から引き離して、教会の中に閉じ込めたのは、彼らヒューマニズムの世界観を持つ人々だ。
彼らは、この世を人間だけで運営するために、我々が邪魔だったのだ。
キリスト教を取り除き、世俗の原理だけで世界を運営したいのだ。
世俗の原理とは、つまり、サタンの原理である。
キリストを主権者としないのは、サタンだから。
我々を現実世界から追い出そうとしている思想は、サタニズムである。
カントから総合化、体系化されたヒューマニズム思想の隠れた目的とは実は、サタン礼拝である。
無神論など信じている人々は、本当のところが分かっていない。物事の核心をつかむことができる人は無神論など信じない。
無神論とは、実はサタン礼拝の前段階に過ぎない。
サタンが人々をキリスト礼拝から引き離すために作り出した幻想である。
ヒューマニズム世界観の背後にいる本当の首謀者は、宗教的である。
彼らは、自覚的にサタンを崇拝している。
下っ端には無神論を信じさせている。なぜならば、突然サタン崇拝を出すと拒絶反応が起きるから。
無神論という無難な「あたかも科学的に見えるような」思想を植え付けておけば、いずれサタン崇拝を出しても受け入れやすいだろうと。
我々の税金で運営している無神論学校教育は、実はサタン崇拝への準備段階だった。
以上、私が言おうとしていることの重大性を理解できる人は相当ものがよく見えている人だ。
2008年6月6日
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