2000年単位の時代的転換


自民党もやっと本気になったか。

いや、遅い。遅すぎる。

今、完全な時代の転換点にあるというのが実感である。

古い体制では、もはや立ち行かない。

東国原氏の主張は、次の時代の幕開けである。勇み足のように国民の目には映ったが、しかし、これは、時代の流れであり、必然的な出来事である。この新しい動きに対して対応できなければ、官僚や自民政治家はまだまだ意識が低い、アンテナの感度が悪いと考えざるをえない。

問題は、単なる自民党政権のやり方ではなく、戦後の国のあり方そのものにある。

国家主義こそ本当の問題だ。

芸能人の年金制度が廃止された。理由は、規制強化による。私的年金制度を悪用する人間によって詐欺事件が起きたので、許可制にするという。

国による許可制の本当の目的は、支配と利権だ。

国は安全を理由にすべての活動を国の許可制にし、管理し、そこに発生する利権を得ようとするが、それによって、国民の自由は大きく制限される。

芸能人のこの年金は、国の許可制の網に入ることによって実質的に柔軟な活動ができなくなるため仕方なく中止することになったという。

いいですか、政治家のみなさん。

こんなこといつまでもやっているから、支持者が減るんだ。

国が管理しようとすればするほど国民の心はあなたたちから離れる。

このようなやり方は、すでに古くなった。

新しいぶどう酒は、新しい皮袋に入れなければならない。

今の問題は、制度疲労ではなく、思想疲労なのだ。

戦後の共産主義体制の崩壊。

いや、私はもっと大きな時代的転換だと考えている。

3-400年続いた「人間自律主義世界観」の崩壊。

いや、2000年続いた「自然主義世界観」の崩壊。

世界は、いずれ聖書啓示、神の法を選択せざるを得ない状況になるだろう。

 

 

2009年7月17日

 

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