まず何よりもキリスト教再建主義の著作を読むべし


インターネットがすばらしいところは、全国の人々に瞬時に伝道できるところだ。

私がこの働きを始めた当初、ミレニアム通信を封書で送っていた。

これは非常に手間と経費がかかる。メールだと瞬時に安価にしかも大量に情報を届けることができる。

まさに歴史始まって以来の情報革命である。

インターネットの登場以前と以後では世界は180度変わったといっても過言ではない。

思想が影響力を持つには時間がかかる。マルクスが著作を出した19世紀中ごろから、実際に革命が起こるまで70年から100年かかった。

インターネットが登場してからこの期間は大幅に短縮されるだろう。

このHPが提供している世界観に関する包括的な情報は、世界でもなかなか得られない。

インターネットを調べてもこのようなサイトはない。

かなり神学の知識がないと理解できないサイトはある。このHPのように世界観の重要な部分を端的に紹介しているサイトはない。

なぜこのように高度な神学的知識を単純化できるかというと、主の恵みなのだが、自分で長い時間をかけて咀嚼し、まとめたからだ。

ヴァン・ティルやドーイウェールト、ラッシュドゥーニーの著作を読みこなすには相当な時間がかかる。

情報量が膨大だから、真髄や核の部分に達するには労力が相当かかる。

しかも思想家は、学界の人々に向けて書いており、難解であることが多い。

学校の教科書のように分かりやすく説明していない。そういう意味において、彼らの思想が一般の人々に到達するには時間がかかる。

私は学者の使命よりも先生の使命を帯びていると思っている。

主は不思議なことだが、問題の核心をつかむという点で賜物を与えてくださった。

すべては主の恵みだと思っている。

世俗の分野において分かりやすい解説書は存在するが、残念ながらキリスト教に関しては存在しない。

存在するにしても、ヴァン・ティルどまりだ。

ある程度ヴァン・ティルの思想について、改革主義系の神学校や研究所で日本でも学ぶことができる。

しかしラッシュドゥーニーやゲイリー・ノースについては皆無だ。

この両者を学ばなければキリスト教の最先端を押さえることは不可能だ。

ヴァン・ティルに到達した人々はたくさんいる。しかし、ヴァン・ティルからラッシュドゥーニーに至った人は少ない。

しかし、王道はそこにしかない。

世界のあまたある書物を1万冊読むよりも、ラッシュドゥーニーの聖書律法綱要を一冊読むほうが利益はある。

「思想なんて・・・」と思うだろうか。

大変な誤解をしている。

思想は、どのような薬よりもはるかに効果がある。

思想を正確に整理してとらえることができれば、解放される。

何から?誤謬からだ。

誤謬やあいまいな思想は人生を誤らせ、時間的にも金銭的にも無駄なことをするはめに陥る。

思想によって自分を解放することによって、我々は最短コースで目標に達することができる。

だから、考え方というものを軽んじることは絶対にできない。

まず骨組みを作ることだ。

人生の土台となる骨組みを。

それが幼少のころに作られた人は幸いである。

無駄な試行錯誤を省略できる。

最近高校生クイズ選手権のような番組を見て驚嘆した。

全国から勝ち残ってきた高校生の知識の豊富さには愕然とさせられる。

ある問題はこのようなものだった。

「アインシュタインの式E=mc2を使って太陽の寿命を計算せよ」だ。

準決勝に残った4組のうち2組が正解を出した。

日本の高校生のトップクラスの頭脳の持ち主の能力の高さに本当に驚嘆した。

残念なことは、彼らは雑多な知識は多く持っているが、人生における最重要な知識は持っていないということだ。

それは聖書の中にある。

これだけすさまじい能力の人々が幼少時から、ヴァン・ティルやラッシュドゥーニーの著作によって正しい思考の骨組みを作ったら日本はどれだけすごい国になるだろうか。

日本をはじめ世界の教育は、世界観が間違っているため、すぐれた人々の能力や精力が重要ではないところに使われている。

資源の無駄遣いである。

高校生諸君には、英語を勉強して、速読の力をつけることをお勧めする。

最先端の情報、最重要な情報は日本語ではなかなか手に入らない。

英語は世界語であるからぜひ大学に入ったら英語の完全マスターに努めてほしい。

そして、まず聖書とその真髄をまとめたキリスト教再建主義の書物を読破してほしい。

その知識は、何よりも重要であり、自分の専門分野に踏み込む前にマスターしておくべきものである。

 

 

20010年1月29日

 

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