かつて再建主義を奉じていた人々の現在
かつて再建主義を奉じていた人で、異端になったり、既存の改革主義に戻る人々が多い。
どうしてだろうか。
結局、問題意識がもともとなかったのである。
再建主義が多くの教会に取り入れられ、新興勢力として勢いがあったラッシュドゥーニーの生存時において、人々は飛びついた。
しかし、ラッシュドゥーニーの死後、後継者として彼の代役になれる人がいなかった。
とたんに離反が始まった。
そして、フルプレテリズムに走る者、オーバン・アヴェニュー神学に走る者、既存の改革主義に戻る者、いろいろ現れた。
こういう流れはどの運動にもある。
創始者的な人間が失われ、カリスマが不在になるとほとんどどの集団でも起きることだ。
私は、ラッシュドゥーニーと無関係に、彼の著作を読む前から同じ問題意識を持って思考していた。
だから、ラッシュドゥーニーが亡くなっても変わらない。
精神的にまったく彼に依存していなかったからぐらつかない。
いつも聖書から考えてきた。
どんな思想であっても、聖書に基づかない教えを拒否してきた。
だから、人間に左右されない。
教会が何を言っても、教派が何を言っても、関係ない。
聖書に記されていることだけが重要であり、人間は移ろいやすい。
「鼻で息をする人間を恐れるな」と神は言われた。
異端にひょろひょろと迷い込むにしても、人間を頼って既存のグループに戻るにしても、私はこういった人々を信用しない。
出エジプト記において、前者はコラなどの反逆者、後者はヨシュアとカレブに逆らってカナンとの戦いに二の足を踏んだ人々。
交わりには値しない。
2008年10月28日
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