日本人が世界的リーダーとなるために
先日の翻訳の仕事、なんとか最終客先に受け入れてもらえた。
かなりしんどい仕事であった。連日の徹夜、修正作業、へとへとである。
歳を取ったせいか、昔ほど無理がきかなくなった。
これから体力が落ちてくると、今回のような大きなプロジェクトができなくなるかもしれない。
私がへたると、この日本における御国の働きは大きく減退するだろう。
これは、自分を過度に高く見積もっていると私は思わない。
私がこの働きをしなければ、日本における改革運動は大きく後退するだろう。
なぜならば、私以外に日本においてこのような徹底して聖書に忠実なキリスト教理解を唱え、働きかけている人物はいないからだ。
いや、世界でもまれではないかと思う。
キリスト教再建運動は、ラッシュドゥーニーの死後、残念ながら、フルプレテリズムなどによって、勢いを大きく殺がれてきた。
ゲイリー・ノースは、最後の砦として戦っている。しかし、彼の働きはかつてほど影響力を持っていない。出版の数も減っているようだ。
私は、この運動においても、日本は特異な地位を占めていると考えている。
再建主義の5特質について、理解はさらに進んでいるだけではなく、全人類史的な意味における日本の独特な立場が主張されているのは、ここ日本においてよりほかにはない。
欧米のクリスチャンの中で誰が日本に注目しているだろうか。誰もいない。
しかし、ラッシュドゥーニーは、はっきりと我々の活動の重要性を理解していた。生前、繰り返し、日本におけるこの働きを高く評価していた。
現在、日本は世界の中心的な立場につきつつある。
先日、ある専門家から常温核融合がすでに日本において完成しているとメールをもらった。
常温核融合とは、地上に太陽を出現させる技術である。
1リットルの海水を30リットルの石油に匹敵するエネルギーに変えることを可能にする究極の技術である。
それが北大や三菱重工などの学者の手によって着実に進められているという。
また、三菱重工により、低エネルギーで、希少元素を人工的に作り出す技術も開発されており、これも驚くべき画期的な発展である。
このような究極の技術が日本において開発されたということにまだ人々は気づいていない。
私は、エネルギーに関して、神は我々の周りにある普通の物質を利用して必要をまかなうことができるように人類を導かれると信じている。
今のような石油に頼って、高い代価を払う必要がなくなり、非常に安価に手に入るようになると信じる。
おそらくそれが常温核融合とこの元素変換技術によるのだろうと考えている。
非常に安価にエネルギーが手に入り、それによって驚異的な競争力を日本が身につけることによって、世界における日本の重要性はますます高まるだろう。
しかし、日本が本当に世界の指導的な立場に立つには、思想的な基礎がしっかりと出来ていなければならない。
残念ながら、日本の知識人の知的基盤はそれにふさわしい状態に整えられていない。
キリスト教に関する基礎的な知識を欠いているからだ。
知識人の最近の傾向は、「多神教礼賛」である。
多神教は三位一体の一神教に「思想的・論理的に」絶対に勝てない。
知識人、知的リーダーたちが、情緒的な日本回帰を脱して、西洋の哲学的・思想的課題を「復古主義によるのではなく」乗り越えることができなければ、どうしても新しい時代の世界的リーダーになることは不可能である。
だから、心を低くして、我々から学んで欲しい。
キリスト教を安易に否定するのではなく、まず我々がこのHPにおいて主張していることをよく咀嚼し、今、世界のキリスト教思想史の中においてどこまで問題が進展しているかを理解し、それに対して我々が提供する解決方法を正確に把握して欲しい。
表面的な学習ではけっして我々の深みに達することはできない。
我々を無視しては、日本人に与えられた偉大な歴史的使命を果たすことは不可能である。
2007年4月22日
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