殺人に対して死刑が適用されないならバランスが崩れる
遵法的市民には武器の携行が禁止されている。
しかし、犯罪者には禁止されていない。
「えっ?どうして?犯罪者にも禁止されているでしょう。」というだろうか。
犯罪者が受ける刑罰が、遵法的な被害者が受ける害よりも小さければ、携行を許可することになるのだ。
法秩序が維持されるためには、法を破った者により大きなリスクを与えなければならない。
たとえば、会社の中で、社則を破り、横領・情報の外部流出・無断欠勤・早退・遅刻を行う人間を昇進させ、まじめにやっている社員がその不良社員によって蒙る害によって退社に追い込まれるのを放置すれば、早晩その会社は倒産する。
不良社員のリスクは、まじめな社員のリスクよりも大きくしなければならない。
しかし、今の日本の司法はこの逆をやっているのだ。
だから、殺人に対して死刑判決をくださない今の司法は日本を解体している。
2010年11月2日
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