均等分配は絶対善ではない
締め切りが今日のお昼まで。あと3ページ。
この仕事は中国に関する公的文書の翻訳である。
読んでいて面白いのは、中国という国の目的としてさかんに出てくるのが、「○○の公平・均等な分配の実現」である。
社会主義というのは、「均等分配」を目指すのである。
あれっと思われるかもしれない。
「日本も同じじゃないか。」
そうだ。日本も社会主義国なのだ。中国と変わりないのだ。
均等分配などというが真っ赤な嘘。
実際は、実業家が稼いだお金を税金でもっていって、公務員が湯水のように使うというシステムなのだ。
考えて欲しい。福祉は国にしかできないのだろうか。
マルクス主義のトリックは、「国しかできない」と見せかけるところにある。
国じゃなくても、福祉はできる。
金持ちから略奪して、ばら撒くというのを止めよう。
金持ちに自ら進んで慈善をさせよう。
国がキリスト教を採用するようになれば、聖書の十分の一献金が社会福祉に回されるだろう。
聖書では、国の役割は「悪の抑制」である。
つまり、負(ネガティブ)の仕事である。
正(ポジティブ)の仕事は、個人と教会に任されている。
個人は働いて富をかせぐ。
教会は、神の祝福と救いを伝え、人々を救済する働きをする。
自分にふさわしくない仕事を国家にさせるのが社会主義である。
2007年3月31日
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