ジョン･マーレーは、離婚の聖書的根拠においても大きな間違いを犯しており、それほど信頼できる著者ではないように思えます。

二重契約説については、歴史的にほぼ確立された教理と言ってよいでしょう。私は、ゲルハルダス・ヴォスの契約論を読んで、二重契約説を確信しました。

ジェームズ・ジョーダンやゲイリー･デマーなど、第3世代の再建主義者（ジョーダンは再建主義と自称していないが）の中には、フルプレテリズムに傾いたり、従来の確立された改革主義の教理を否定するといった逸脱が見られます。

フルプレテリズムにしても、二重契約説否定にしても、「最近登場した」教説には注意を必要とします。

それから、ウェストミンスターの二重契約説については、スミス氏はあまりよく理解できていないように思います。

とにかく、私が詳細に説明した内容に対して批判を行ってください。そうでなければどうしても、二重契約説否定論を認めることはできません。

2004年3月27日