ダイアナの暗殺の理由


元イギリス皇太子妃ダイアナの暗殺に関するTV番組は興味深い情報を提供していた。

ソーラー・テンプルというカルト宗教団体が暗殺の実行者らしい。そして、そのカルト宗教団体に指令を出していたのが、イギリスの諜報機関であったという。

この説を聞いて興味深かったのは、同じ手口をアメリカ政府も使っているということだ。

ロバート・ケネディを嫌っていたのは、上層部だけではなく、マフィアもそうだった。なぜならば、ロバートは本気で麻薬撲滅をやろうとしていたから。麻薬に利権を持つ彼らの逆鱗に触れたのは間違いない。政府は、ここでロバートを消すという点においてマフィアと利害が一致した。

番組の中でも言っていたが、イギリスの「諜報機関が直接手を下すことはありえない」らしい。そこで、カルト教団とか武装組織などと手を組むことはよくあるのだという。

アメリカでも方法は同じだろう。

実際につかまるのは、チンピラばかりである。

「国は、陰謀の実行犯としてカルト教団とか武装組織を利用する」という図式、諜報機関とカルト組織のつながりと聞いて何か思い浮かばないだろうか。

そう。

アルカイダとアメリカ政府の関係である。

アルカイダやビン・ラディン、イスラム原理主義は、アメリカ政府のコマなのではないだろうか。

公には、「アルカイダやビン・ラディンはアフガン戦争まではアメリカと仲がよかったが、それ以降は仲たがいをしており、アメリカを憎むようになった」と伝えられているが、本当にそうだろうか。

イギリス諜報機関が、ソーラー・テンプルを実行役として利用しているように、アメリカはまだアルカイダやビン・ラディン、ひいてはフセインすらも利用しているのではないか。

さらに言えば、統一協会もアメリカのコマの一つなのではないか?

事件が起これば、「あれは狂信者の犯行ですよ」と言い逃れることができるので、カルトや狂信的組織と手を結ぶ。

一番奥には本当の計画者がいる。

恐らく、それは、武器や石油、麻薬などの利権を持つ、または、求める者たちなのだろう。

私は、イギリス王室が、元皇太子妃のイスラム教徒との結婚を嫌ったということも理由としてあると思うが、おそらく、それだけでは暗殺の理由にはならないと思う。

もっと重大な利権が背後にあったとしか考えられない。

番組の中で江田氏が、「サウジアラビアの世界的武器商人アドナン・カショギの妹と、ダイアナの婚約者の父モハメド・アルファイドが結婚した」と言っていた。

そのため、モハメド・アルファイドは、武器の取引に関して部外者ではありえない。そして、ダイアナを息子に引き合わせたのもモハメド・アルファイド自身だった。

ご存知のように、ダイアナは地雷撲滅運動に参加していた。彼女の世界的な人気からその影響力は計り知れない。

私の推測では、この事件はジョン・レノンの暗殺と同様に利権がらみだと思う。

 

 

2004年9月25日

 

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