着実に進むエデンの園化
<Q>
たまに,お宅のHPを拝見しています。
前からの大きい疑問なのですが,
前千年王国説(?)
(これから大患難がおこり,キリストが再臨され,キリストの千年王国がおとずれる。)
このどの部分を悲観されているのでしょうか?
また,もしノアの洪水の前にtomiさんが生きていたならば,やはり同じようにノアのいうことを悲観されるのでしょうか?
<tomi>
1.
ノアの箱舟の場合には、神の言葉があった。
しかし、プレ・ミレが語るようなそのような破局の時代は聖書には書いていない。
もし書いているなら、悲観的になるべき。
しかし、書いていないね。
2.
「このどの部分を悲観されているのでしょうか?」
人間は世界をエデンの園化しなければならない。
世界を神的な文明で満たすべきだ。
そういう使命を帯びているのに、「まもなく再臨だ。大迫害があって、クリスチャンのやったことは水泡に帰する。文明を築くなんて無駄だ。」というのは、悲観的。
3.
我々の考え方は首尾一貫している。きわめて合理的だ。
我々の論理は次のとおり。
(1)アダムは世界をエデンの園化する使命を帯びていた。エデンの園化するためには、神の命令を守りとおさねばならなかった。守り通せば、世界は栄光化されるはずだった。
(2)しかし、失敗したのでエデンの園化できなくなった。
(3)世界をエデンの園化するために、神は代わりに新人類を創造された。その初穂がキリストだ。
(4)キリストは、神の法を完全に守り、アダムの責任を果たした。そのため、神は約束どおり、世界をエデンの園化した。
(5)いまや世界は、「法的に」エデンの園だ。そして、人はキリストを信じるときに、キリストの一族に入る。それゆえ、クリスチャンは、キリストの子孫だ。
(6)クリスチャンは、「法律上は」エデンの園になった世界を、「実際的に」エデンの園化しなければならない。
(7)そのために必要なのは、伝道によって、人々を「新人類」つまり、キリストの一族に加えなければならない。クリスチャンになる人は、まったく新しい人である。
(8)キリストの一族に加入した人には聖霊が与えられる。
(9)聖霊の原動力によって、人間はエデンの園化に乗り出す。
(10)世界はこの自覚的な働きによって、徐々に栄光化されていく。その方法は、伝道による回心と、聖書法を基準とした教育と労働だ。
(11)栄光化の最後にキリストが再臨され、クリスチャンの業を完成させ、全被造物を神に献上する。
(12)世界の栄光化が完成し、永遠の世界が到来する。クリスチャンは不朽の体によって、永遠に被造物を所有する。
4.
我々の周りを見てどんなに悲観的な要素があったとしても、御言葉は何といっているかに集中すべきだ。
御言葉ははっきりと、世界はキリストによって征服されたと述べており、世界は時間とともに、エデンの園化されていくと述べている。
実際に、今から2000年前と比較して、人類は格段の進歩を遂げた。
科学技術の発展はその一部だ。
倫理的にも、昔はほとんどが奴隷だった。
今は表だって奴隷制度はない。
残虐刑も、人身御供もない。
キリスト教文明は世界を席巻し、我々はその恩恵を受けている。
キリスト教が負の影響しかもたらさなかったというのは、サタン側の嘘である。
福音によって、世界は着実にエデンの園化されている。
2009年12月11日
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