2000年来キリスト教がはっきりと伝えてこなかったことが明かされた
このHPでは、数々画期的なことを述べてきた。
それは、2000年のキリスト教歴史において、誰もはっきりと述べてこなかったことかもしれない。もちろん、内容的にはすでに言われてきたことだ。しかし、なぜか人々は「はっきりと」は伝えてこなかった。
その中でももっとも重要なのは、「地上天国」の概念だ。
聖書によれば、神は「この地上を」クリスチャンに支配させようとしておられる。
過去、異端の主な攻撃は「この地上を」というポイントに向けられてきた。
ギリシア哲学をはじめ、西洋思想の基本的な考え方は、霊肉二元論である。
霊を善、物質を悪と考えるという基本的思想がある。
キリスト教にこの霊肉二元論が入った。それにより、キリスト教は禁欲思想になった。
ピューリタン主義ですらこの影響を逃れることができなかった。
2000年の間、キリスト教は、「地上支配」「地上天国」をはっきりと主張せず、この世界を軽視する傾向があった。
「クリスチャンは金持ちになってはならない」「牧師は貧困に甘んじるべきだ」というような教会に流行している禁欲思想はここに原因がある。
聖書は、これとまったく正反対のことを述べている。
聖書は、財産の所有を奨励しており、むしろ、それを増やし、次世代に譲り渡すように命令している。
牧師や働き人が豊かに報われることを当然のこととし、とくに教えにかかわっている指導者には2倍の報酬を払えと命令している。
聖書は、契約の民であり、この地上を御心に従って治めようとする人々である、契約的ユダヤ人とクリスチャンが支配者となり、世界が善人によって支配されることを命令している。
そして、これ以外において、この地上に理想世界は来ない、と述べている。
理想世界は青い鳥だった。そして、サタンは霊肉二元論により、クリスチャンにこの世界にタッチさせないように画策してきた。
「この世は、サタンの世だから、我々は関係ない。むしろ再臨を待望すべきだ」というディスペンセーショナリズムも、霊肉二元論の系譜である。
この世からクリスチャンを追い出すことによって、サタンはそれを地獄と変えてきた。
国に支配権を与え、国を自分の意思の道具として利用してきた。
相続税や高率の税金で人々の財産を奪い、強大な軍事力によって暴力的に世界を支配しようとしてきた。
人々は戦争に駆り出され、辛酸をなめさせられ、一生を奴隷として送らせられてきた。
社会福祉などという甘言を弄して、人々からさらに金を集め、着服・横領し、利用するにいいだけ利用してきた。
これが、国を利用したサタンの世界地獄化計画の内容だ。
解決は、「契約的人々による地上支配奪回」にしかない。
善人ではだめだ。「神と契約を結び、神の支配を拡大することに同意した人々」つまりクリスチャンでなければ。
単なる善人は、サタンとの契約が切れておらず、サタンの意思を知らず知らずのうちに実行させられてしまうから。
サタンとの契約を切って、神との契約を結んだ人々以外に、「騙し」から解放されることは絶対にない。
神との契約を結んだ人々には真理の御霊が与えられ、聖書に記された神の御心を理解できる力が与えられる。
だから、契約的人々は、謙遜に求めるならば、必ず御心が分かり、騙しから解放される。
このような解放を経験した人以外が支配しても、絶対に解決はない。
契約的人々以外は、どんなに善を指向しても、知らず知らずに悪をやらされる。
さあ、2000年のキリスト教史の中ではっきりとは述べられてはこなかったこの偉大な真理がいまや示されたのだから、我々には使命がある。
サタンの支配を覆し、契約的支配を実現するために、立ち上がるべきだ。
この世界のあらゆる部分を、契約的に支配しよう。それだけが聖書の正しい教えだ。
2008年1月2日
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