日本政府はイラク人質救出は行わないと前もって宣言すべし2


変な人道主義の影響からか、日本政府は犯罪に対して的が外れたことをやっている。その一つが、今回の外務省の対応である。イスラム聖職者を通じて救出のために交渉したという。

こんなの「救出」ではない。

たとえ、今回の人質が救い出されていたとしても、テロリストに金を渡せば、彼らに犯罪の味をしめさせ、新しいテロの可能性を生み出し、海外で暮らす日本人をさらなる危険にさらすことになるからだ。

本当に「テロに屈しない」というなら、犯人を利するような人質解放交渉を一切行わないことだ。

「え〜、それはあまりにも非情じゃないか?」というなら、ではどういう方法があるか知らせて欲しい。

冬山登山者を救出するのとはわけが違う。相手は、意志をもった人間だ。それも、悪霊にとりつかれた邪悪な。

こんな人間どもに金を渡せば、「日本人拉致はおいしいビジネスだ」と世界中の似たような人間に対してメッセージを送ることになる。

それから、日本政府が的外れなことをやっている例は、先日起こった人質の首にナイフをつきつけた立てこもり事件だ。

なぜ犯人を説得するのか?

説得に4時間かかったという。なぜ、4時間の間、いつ首にナイフを突き立てられるか分からないという恐怖を無辜の市民に味わわせるのか?

人質をとって立てこもった犯人は、即時射殺すべきである。そして、こういった事件を起こせばすぐに殺されると犯罪者に示すことである。

何年か前のバスジャック事件だって、何度も犯人を射殺できるチャンスはあった。しかし、「生け捕り」しようとした警察は時間をずるずる延ばし、結局被害者を増やしたではないか。

犯罪を未然に防ぐ最善の策は、犯罪は割りに合わないと示すことである。

 

 

2004年10月31日

 

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