神の塔対バベルの塔
おそらく、反キリスト的人々の活動の原型は、バベルの塔なのだろう。
それ以後、すべての反キリスト的人間の活動は、バベルの塔に象徴される。
だから、イエスを十字架につけたユダヤ人たちも基本的にバベルの塔を築こうとした。
バベルの塔とは、神の塔のライバルである。
神は、聖霊による世界統一(聖霊を受けた人々が各国語で話をするペンテコステの出来事が象徴)を目指しておられるが、サタンは、悪霊による世界統一を目指している。
この世界の歴史の流れは、常にこの2つの対立であった。
神はクリスチャンに聖霊を送られ、その聖霊の活動を通じて、神の国を拡大し、神の塔を建設される。
悪魔は、ノンクリスチャンに悪霊を送り、悪霊の活動を通じて、悪魔の国を拡大し、バベルの塔を建設する。
神の塔とバベルの塔は対立しており、それぞれの活動の象徴である。
神の塔とは何か。
エデンの園である。
エデンの園は、実は山だったのだ。
創造において、神は海から陸を出し、陸からエデンを作られ、エデンから園を作られた。
エデンから水が出て、それが園を潤し、そこから四方に川が流れ出ていた。
だから、エデンの園は高いところにあった。
全地よりも高いところにエデンの園があった。
おそらく、幕屋や神殿の構造は、これを模しているのだろう。
庭から聖所、至聖所に向かって高くなるように配置されているのだろう。
実際、神社(日本において契約の民が建てた礼拝所)を見ると、拝殿から本殿にかけて階段があり、上る形になっている。境内から見て、拝殿は高い位置にあることが多い。
つまり、神がおられる場所である本殿は、一番高い場所にあるということなのだ。
おそらく契約の民(アブラハムの子孫)は、エジプトにいる間に、エデンの園としてピラミッドを建設したのだろう。
以前御紹介したように、ピラミッドは、3段階に分かれている。
スフィンクスからピラミッドまでが庭。
ピラミッドは下層部と上層部に分かれている。それぞれ聖所、至聖所。
キャップストーンは、至聖所の契約の箱にあたる。
契約の箱の上から神が世界を統治されたので、ピラミッドのキャップストーンには目が記されている。
だから、1ドル札に記されているピラミッドと「万物を見通す目」は、もともと、ユダヤの契約の神を象徴するものだったのだろう。(あの象徴はピラミッドではなく、台形であり、キャップストーンが神ではなくサタンになっているので偽ピラミッドであり、偽神の塔である。)
神はアダムを通じて世界をエデンの園にしようとされた。
アダムは失敗したが、その代わりに神はキリストを送り、世界は第2のアダムであるキリストを通じてエデンの園化される。
だから、キリストの福音とともに、全世界にピラミッドが充満する。ピラミッドといっても、文字通りのものではない。現在、ピラミッドは、クリスチャンの体である。
クリスチャンの体は「聖霊の宮」である。まとめると、エデンの園は以下の形に変化してきた。
エデンの園→ピラミッド→幕屋→エルサレム神殿→クリスチャンの体
2010年4月15日
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