実力主義の時代にごまかしは通用しない


プロ野球の球団が合併。
時代も変わったものです。
今や、どこもかしこも実力主義時代。
実力派がどんどんメジャーに行って、日本のプロ野球の栄光も地に落ちた。
プロレスも、プライドとかK1などのリアルファイトに押されて人気凋落著しい。
プロレスラーがプライドに出ると、その実力が白日のもとにさらされる。
やっぱり、あれは八百長、ショーだったんだ、とみんな納得した。
最近のプロレス中継を見ても(プロレスあまり好きではないので見ないが)、彼らのパフォーマンスやマイクアピールが本当に「茶番」に見えてしょうがない。
K1選手ですら、プライドのリングに上がると、なかなか勝てない。

プライドでは、だんだん日本人選手が姿を消して、本当に強い外国人選手だけが残った。これは本当に危ないです。プライドは世界の総合格闘技で頂点の地位を占めているが、これからは、日本は場所を提供するプロモーターとしてしか格闘技の世界では生き残れないのではないか、と危惧されています。

しかし、何度見ても思うのは、日本人が弱いのは、単に体格や体力だけの問題ではなく、「取り組み方」の甘さにあるように見えるのです。日本人選手同士のバウトではそれが如実に現われます。見ていてつまらない。気迫が伝わってこない。

それに比べて、ブラジルは格闘技王国という異名を取るだけの値のある試合を見せてくれる。ブラジル人は、日本から武術を学んだ。キックボクシングの世界ではダントツに強いオランダだって、日本から輸入してはじめたというじゃないですか。もともと日本は武術の原点みたいな国だったし、外国の選手はサムライ精神にあこがれている。

しかし、こういったど根性は、もはや日本人の専売特許ではなくなった。外国人のほうがはるかに精神的に強い。

もう一つ見ていて興味深いのは、格闘技選手にクリスチャンが多いということです。ブラジルいや今や世界で最強と言われているシュート・ボクセというチームはみなクリスチャンです。試合が終わると円陣を組んで祈り、試合の前にはひざまづいて祈っている。正面に「ジーザス」と大きく書かれたガウンを着て登場する選手もいます。

一番野蛮で、獰猛ともいえるスポーツの選手がクリスチャンになって、それを見ている一般人である観客がノンクリスチャンという図式は何かとても奇妙であり、背後に神の不思議なご計画を感じます。

ちなみに、昔一時代を築いたK1のピーター・アーツは、「666」と書いてあるリング衣装を着てでてきたが、それ以来負けっぱなし。

クリスチャンなのにけっこう反則をするマイク・ベルナルドはK1ではもう勝てない。

悪魔に力を借りるとろくなことはない、ということを神が観客に示そうとしておられるのかもしれません。

実力主義の時代がやってきました。
このリアルファイトの時代には、すべての虚飾が排除されて、真の実力者だけが生き残れるのでしょう。
インターネットは、それを加速していると思います。
神学でもどの分野でももはやごまかしは通用しません。

 

 

2004年6月16日

 

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