オバマは20年前からこの日のために選ばれていた


「オバマに期待します」なんていう声がテレビ・ラジオから聞こえてくる。

米国民も、ブッシュのきな臭い政治にうんざりしているからなおさらだ。

おそらく、オバマになると、ブッシュのときと逆方向に向かう動きが活発化するだろう。

イラク問題もまったく違った解決に向かうかもしれない。

人々は、「やはりアメリカにはまだ息があった」と安堵するかもしれない。

しかし、これもシステムの一部だとしたらどうだろうか。

奴らを甘く見てはならない。

これは、弁証法というシステムにのっとった計画的行動なのだ。

近代は、カントによって「人間中心の世界観」が作られた。

そこでは、「世界観は、人間にとって必要なものを人間が作り出せる。聖書などの超越者の啓示は必要ない」と考える。

この「人間が独自に編み出した世界観」のひとつがヘーゲル弁証法的世界観である。

弁証法についてはWikipediaを参照されたい。

奴ら、イルミナティは、近代ヒューマニズムの権化である。

「神抜きの世界」の体現者である。

だから、彼らの手法は「あたかも無宗教に見せてサタニズムを浸透させる」という点で一貫している。

学校教育がその典型だ。

人々は、「これは宗教ではないですから偏っていませんよ」と教えられる。

実は洗脳そのものなのに。洗脳によらずに進化論など信じられるはずがない。

彼らは、弁証法的に振り子のように左右に振れる政治方針の変化で我々を幻惑しているのである。

一方に偏った振り子が逆方向に振れたからといって民主主義が勝利したなんて考えるとえらい目にあう。

頂点ではすべてが調和しているのだ。

すべては計画である。

ブレジンスキーは、この日のためにオバマを1980年代から用意していた。

今、我々が経験している2008年という年は、彼らによってあらかじめ「政治的激動の数十年」として選ばれていた。そして、それに見合う役者を20年前から探して、育ててきた。

彼らがオバマに何を期待していたのか、これから注意して見ていればわかるだろう。

 

 

2008年11月8日

 

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