日本に関する仮説 23
今世界の若者、10代以下は、日本のアニメで育っている。
この年代で受けた影響はその人の人生全体を支配する。
我々の音楽や食べ物の趣味は、だいたい小学生高学年から中学生にかけて体験したものに左右される。
この時期はいわば人生の型枠作りの時期である。
この時期に日本のアニメを見て、日本人の価値観を植え付けられたら一生それに左右されるということである。
すでに、世界中の若者は、アニメを導入として日本文化の他の面、音楽やお笑いなどに強く影響されはじめている。
彼らが20代、30代になり、消費力を持つ頃には、日本の音楽や様々なものが世界中で人気となり、日本の文化は世界を席巻するだろう。
日下公人氏は、「21世紀、世界は日本化する――超先端国・日本の実力 」という本を著された。その書評に次のようにあった。
「日本が駄目な国であるという教えと、現実が方々で食い違いを見せ始めている。むしろ、日本は知らず知らずのうちに世界に大影響を与えている。そのキーワードの一つが「大衆社会」。じつは大衆社会として世界最高のものを、日本は江戸時代から既につくっている。他の国がいくら真似しても、こういう大衆社会はすぐにはつくれない。現在、アメリカと日本だけが大衆社会の完成したものを持っている。
だから世界は、日本人とアメリカ人の真似をする。大衆社会の見本は日本とアメリカしかないのだから、おのずとそうなる。だから日本の商品や文化は自然に輸出が増え、自然に世界各国から尊敬されるようになる。日本人には、ワクワクするような近未来が待っている??21世紀の潮流をわかりやすく描いた、未来予測の決定版!」
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?select=4-569-61018-8
2006年10月19日
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