日本人が自らの汚名を晴らすには


民衆は騙される。

中国における日本軍の暴走、侵略行為はただ軍隊がやったと考えている人は、当時の市井の人々もそれに賛成していたことを忘れている。

だから、日本は国を挙げて侵略を正当化したと言える。

しかし、考えていただきたい。

日本は長い間鎖国をしていた。人々は、徳川時代に平和に暮らしていた。

だれも外国に侵略しようなどと考えていなかった。

外国での領土拡大を求める世論は、アメリカによる開国と、世界における帝国主義戦争の風潮に影響されてのことだ。

中国に入って残虐行為をした人々も、もし日本にいて自分の仕事をしていれば、一生人を殺すこともなかった善良な人々だったろう。

何らかの悪い方向付けがあれば、庶民は大きく影響されるのだ。

だから、私は、日本人をして、残虐行為に至らしめた責任の大半は、指導者にあると考える。

当時の日本の中国における指導者は、日本を貶めるために活動する共産主義者による何らかの誘導、買収、教唆によって、そのような蛮行をあえてさせられたのだろう。

今韓国人の人質を取って2人を殺したタリバンだって、本当は裏で誰が糸を引いているかわからない。

世界統一政府論者は、タリバンやフセインら「悪人」が必要なのだ。

彼らの悪行によって、米軍の占領に正当性が生まれる。

20世紀の前半において、日本がこの役割を負わされたのである。

このような陰謀に巻き込まれた日本及び日本人は、今日にいたるまで、国際社会において「卑怯者」「残虐」「侵略者」の汚名を着せられている。

日本人が本当に自分を正しく評価するには、国際世論を鵜呑みにしてはならず、歴史を正しく分析する必要がある。

 

 

2007年8月2日

 

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