西洋において日本は理想のキリスト教国と見られていた
(1)
飛鳥氏が興味深い話をされている。
http://www.768.jp/ondemand/list/vod.php?vod_id=75
昔から西洋には、東に「プレスター・ジョン」なる人物が存在するという信仰があるという。
Wikipediaによると、彼は、クリスチャンで、東方の博士の子孫らしい。キリスト教国は12世紀から17世紀までこの東洋のクリスチャン大王による聖地奪還に期待をかけていた。
この君主の国は、地上の楽園に境を接していると信じられていた。
この神話の起源は、シリア教会の宣教師による東方伝道にある。
飛鳥氏は、これが日本人だと言われる。インターネットを調べたが、プレスター・ジョンが日本人と結びつく記述がなかった。
しかし、マルコ・ポーロの黄金の国ジパング伝説、コロンブスが日本を目的地としたことと考えあわせると、西洋の人々が日本にプレスター・ジョンがいると考えたことも可能かと思う。
先日のWBC、近年の世界での日本ブームは、明らかに世界の中心が東洋に移行していることを示している。
私は、世界史がついに至聖所に到達したと考えている。
世界の構造は、幕屋の構造にしたがっていると考えられる。なぜならば世界は神の御国として創造されたから。
幕屋は世界を象徴するものとして作られ。
至聖所は、神の支配の場所であり、契約の箱の上から神が支配されると聖書にある。
キリストが十字架につかれ死なれたときに、聖所と至聖所の幕が裂けたことは、キリストが至聖所に入られ王座に座られたことをも象徴している。
私の仮説では、初代教会のユダヤ人クリスチャンの大部分は、紀元70年の大審判の後、日本にやってきた。
紀元70年にキリストは旧約の民ユダヤ人を2種類に分けられた。山羊と羊に(マタイ25章)。
山羊は滅び、羊は救われた。聖書の象徴において、異邦人は海であり、イスラエル人は岩・陸である。
山羊は異邦人の海の中に散った。羊は安息の地に行った。
おそらく日本は、安息の地だったのだろう。そして、そこは至聖所であった。
だから、救われた人々は、日本に行った。これは、バビロン捕囚の後、刑罰が完了し、クロス王によって救われたユダヤ人が日本に入ったのと同じ過程である。
すでに紀元前にイスラエル人が住んでいた逃れの地である日本に、初代教会の人々もやってきた。
秦氏もおそらくその流れの中でやってきたのだろう。秦氏は、今のキルギスあたりにあった弓月国というキリスト教国からやってきたことが記録にある。
朝鮮半島を経由して、日本に入った騎馬民族であったのだろう。
日本の天皇制は秦氏によって作られたので、キリスト教なのだ。
天照大神の物語は、キリスト復活の話が土台にある。
だから、プレスター・ジョンが日本人であると推測が可能だ。
日本を理想郷として描くこのような話の基本には、ユダヤ人の伝説があるのだろう。
(2)
日本の仏教に多大な影響を与えた空海は、中国で洗礼(潅頂)を受け、日本に帰ってから天皇に洗礼を授けた。
それは真言宗や天台宗で行われている灌頂(カンジョウ)です。いろいろ種類があるようですが、その一つ、キリスト教の洗礼にもっとも似ているものを紹介しましょう。
それは結縁灌頂(ケチエンカンジョウ)といわれ、広く仏縁を結ばせる、仏様と人とを結びつけるため出家した人だけでなく一般の人にも行われました。灌頂という文字から分かるように頭に水を灌ぎかけるのです。1〜2滴の水を散杖(さんじょう)という長さ50cm程度の棒で灌ぐのだそうです。それは仏様からの正当な流れを継承したことを示す重要な儀式です。まさに洗礼式=滴礼ですが、日本では805年に最澄が高雄山寺で行った灌頂が最初だと言われています。
また空海は、同じ805年それを中国、長安青龍寺の恵果和尚から真言密教の教えとともに授かっています。
http://homepage3.nifty.com/eternal-life/preachings2005/06.03/03.15.htm
2009年3月27日
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