嘘だらけの地球温暖化説
田中宇氏のニュースレター2月20号では、巷で騒がれている地球温暖化説がいかに事実と異なるかが指摘されている。(「地球温暖化のエセ科学」)
http://tanakanews.com/070220warming.htm
まず南北極の氷が解けているという話が広がっているが、実際は南極の氷は1978年から現在までの間に8%増えているそうだ。
温暖化で世界中の氷が溶けているかのような話になっているが、北極圏の氷は溶けているものの、南極圏(南氷洋)の氷は1978年から現在までの間に8%増えている。
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article1363818.ece
世界の温度を最も正確に計っているのは、アメリカの気象衛星だが、その測定値は、99年以来、上下はあるものの、全体としての平均温度の傾向はほとんど横ばいである。
測定された世界の海洋の温度の平均値は03年以来下がっているが、これも温暖化とは逆方向である。海洋の温度が下がると、理論的にはハリケーンや台風が減る方向になる。最近は台風が多いとか、今年は暖冬だからという直観で「温暖化は間違いない」と軽信するのは、やめた方が良い。
http://online.wsj.com/article/SB117063707532997789.html
その一方で、温室効果ガスとして二酸化炭素と並んで悪者扱いされている大気中のメタンの量は、1990年初め以来増えていないことが、今回の報告書に記されている(4ページ)。
これらのことがあるにもかかわらず、前回の報告書ではまだ議論の余地があるとされた温暖化の傾向や二酸化炭素排出との関係が、今回の報告書で「議論の余地がない」と断定された背景には、政治的な圧力があるとロンボルグは指摘している。
http://www.taipeitimes.com/News/editorials/archives/2007/02/10/2003348444
IPCCには130カ国の2500人の科学者が参加している。ほとんどの学者は、政治的に中立な立場で、純粋に科学的な根拠のみで温暖化を論じようとしている。しかし、ロンボルグによると、問題はIPCCの事務局にある。
事務局の中に、温暖化をことさら誇張し、二酸化炭素など人類の排出物が温暖化の原因であるという話を反論不能な「真実」にしてしまおうと画策する「政治活動家」がいて、彼らが(イギリスなどの)政治家と一緒に、議論の結果を歪曲して発表している。
サッチャー政権の顧問をしていたイギリスの学者モンクトン卿(Christopher Monckton)は草稿を読んだ一人だが、彼によると今年の報告書の本文では「温暖化の原因は人類が作った」とする説の根拠である「産業革命以来の急速な温暖化」について、2001年の報告書は33%以上の度合いで誇張していたことが指摘されているという。
http://www.opinionjournal.com/editorial/feature.html?id=110009625
IPCCの報告書で以前は強く主張されていたことが破棄されている例は、今回の概要版にも表れている。2001年の報告書では、温暖化を決定づける理論として「ホッケーの棒理論」が使われていた。「地球は産業革命以来、急に温暖化するようになった(だから犯人は人類だ)」と主張するこの理論は、二酸化炭素排出規制を求める先進国の政府と市民による運動の、最大の理論的よりどころになってきた。しかし、2001年の報告書の重要点の一つだったこの理論は、今回の報告書の概要版からは、きれいさっぱり消えている。
http://tanakanews.com/f0827warming.htm
人為的地球温暖化説のトリックがばれた
炭酸ガスによる地球温暖化説は政治がらみのインチキだった?
環境保護論という新興宗教
2007年2月20日
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