フセイン時代よりもかえって悪くなっている拷問の状況


ブッシュ大統領はイラクを解放したというが、国連の拷問特殊調査員の21日に述べたところによると、イラクにおいて行われている拷問の状況は、サダム・フセインの時代よりも悪化している。


「イラクにおける拷問に関する状況に関して言えば、まったくお手上げの状態である。」とマンフレッド・ノワクは言う。「状況はあまりにもひどくて、人々はこれならサダム・フセインの時代のほうがよかった。」と言っている。

公平な立場に立つ主任国連職員による報告の内容は、2003年にジョージ・ブッシュとトニー・ブレアがイラク人民に約束した民主主義と人権尊重の希望から現状がはるかにかけ離れていることを示している。2003年に倒された体制の刑務所において行われていた残虐な拷問が、今の米英が支援するイラク政府の拘留センターにおいても行われているだけではなく、さらに過酷になっている。

「『拘留者』の死体には、電気ケーブルを使って打たれた痕や、頭や生殖器をはじめとする様々な部分に傷が残っている。腕や手の骨は折られ、電気によるやけど、タバコの火を押し付けた痕がある。」 と在イラク国連援助派遣団の人権事務所員が新しいレポートの中で述べた。

サダム・フセインのイラクに「恐怖共和国」の異名を与えた拷問部屋の恐怖が再びイラクを支配している。「バグダッドの死体安置所に置かれている遺体には、酸による傷や、化学物質によるやけど、剥ぎ取られた皮膚、骨折(背中、手、足)、くりぬかれた目、電気ドリルや釘による傷をはじめとする過酷な拷問の痕が残っている。」と国連の報告書に記されている。「これらの虐待によっても死ななかった人々の頭には銃弾が埋め込まれていた。」

様々な人権グループによると、拷問は、イラクの内務省や国防省、多数のスンニ及びシーア民兵だけではなく、アメリカが運営する刑務所においても行われている。

http://www.informationclearinghouse.info/article15063.htm

何のための戦争だったのだろうか!

ブッシュがクリスチャンだなんて言っている教会人よ、目を覚ませ!

 

 

2006年9月23日

 

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