無償の愛は聖書的ではない3
神と人間の関係は、契約関係です。契約関係には、法律と同時に、報いと裁きがあります。こういう関係でない関係は存在しません。
誰かに対して報酬を求めずに慈善をするとします。
それは実質的には「無償」ではありません。
イエスは、「施しをするときは隠れてしなさい」といわれたが「報いを期待するな」とは言われなかった。
「隠れたことを見ておられる神があなたがたに報いてくださるから」と。
我々の行動にはすべて責任が伴います。責任とは、刑罰だけではなく、報酬も条件としてある。
こういう規定をしないで無償の愛などというものを広めると、単なるエゴの発露でしかないものが愛と誤解されることになる。
だいたい人間は、自分が無償の行為者になるのではなく、受益者に回ろうとするものだ。
2010年5月21日
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