人間は被造物であり、神の法秩序の中に「不可避的に」生きているので、自分がとった行動の責任をたえず取らされる。
神の法にしたがい、神の国とその義を求める者にはプラスのフィードバックがあり、神の法に逆らい、神の国を妨害し、神の義を捨てる者にはマイナスのフィードバックがある。
だから、自分の人生が成功であるか否かの基準はただひとつ、
御国とその義にどれだけ貢献したか?
である。
商売で1000億稼いでも、総理大臣になっても、大学教授になっても、神の国のために何もしなければ報いはない。
そもそも、イエス・キリストを救い主としてキリスト契約の中に入らなければ、自分の罪のゆえに永遠の刑罰を受けるわけであるから、その人の人生は完全な失敗である。
さて、歴史の目的は神の国の拡大である。
イエス・キリストを王とする支配の世界的拡大。
全世界の弟子化。全世界が神の法によって統治され、神の御心が地上の隅々において行われること。
御心が天で行われるように、地上でも行われますように。
との祈りの実現である。
クリスチャンとは、この実現のために働くものであり、それゆえ、本当のクリスチャンか偽クリスチャンかは、この目的のために働いているかどうかで分かる。
良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。木は実によって知られる。
のである。
だから、聖霊を受けているクリスチャンで、なおかつ神の国に貢献していない人がいるならば、それは「名目的クリスチャン」であり、内部に命はない。聖霊もない。
いずれ化けの皮がはがれる。
具体的に、彼(または彼女)が本物のクリスチャンであるか、それとも、偽者であるかを示す試金石は、「同胞のクリスチャンに対してどのような態度を取るか」で現れる。
とくに献身者、働き人、牧師、伝道師、教師への態度に表れる。
ここ一ヶ月、あるクリスチャンのせいで、支払いが滞っており、ひどい苦難を味わっている。
もっとも、彼が意地悪でそうしているのではなく、アメリカ政府が日本への送金をストップしているからなのであるが。
支払い期日を大幅に遅れているため、こちらにキャッシュフローが滞っており、それゆえ、私も支払い義務を果たせない。
こういう妨害は、霊的なものであることが多い。
経験から分かる。
つまり、背後に「金の流れを止めて困らせてやろう」というサタンが働いているのだ。
賢いクリスチャンならば、働き人である人間を困らせることが自分にのろいを被らせることになることを知っているだろう。
自分が正当な支払いをしないことによって、働き人である人間に害を加えることがどのような負のフィードバックを受けるか分かるはずだ。
本当に聖霊を受けているならば、働き人のためならば、害を与えるどころか、助ける働きをするはずだ。
霊的な目が開けていないのか、それとも、本当はサタンの陣営の人間であるのか。
判断は急ぐべきではない。
しかし、一つだけはっきり言えることは、献身者、牧師、伝道師などを困らせることは、神の国を妨害するということであり、裁きはとてつもなく大きいということだ。
自分の人生を呪いで充満させたいならば、御言葉に携わる使命を帯びている人々に害を加えよ。
それを望まないならば、ただちにそれを止めよ!