中国は日本を飲み込むか?


<fms様>

<北朝鮮問題の過去二十年>

確かに、過去二十年の放置は問題でありました。

社会党などの左翼勢力が強かったので、政府は及び腰になっていたのでしょう。

政府も、9.11以来の悪の枢軸を叩くという米国発の潮流に乗って、やっと北朝鮮にまともにモノが言えるようになったんだろうと思います。

今後、東アジアでは中国が強大な力を持つようになると思いますが、今のままでは、我が国は中国に呑み込まれてしまいそうです。

そうなるほどなら、日本はアメリカ合衆国の一州に加えられたほうがマシです。

驚くべきことに、大日本愛国党の赤尾敏総裁でさえ、「日本はアメリカの一州になったほうがいい」と言っていました。これは彼のジョークなのかもしれませんが・・・。

<tomi>

>確かに、過去二十年の放置は問題でありました。
>社会党などの左翼勢力が強かったので、政府は
>及び腰になっていたのでしょう。

ということもありますし、問題を起こしたくないという官僚的な考えもあったでしょう。
左翼が弱くなった後でも、及び腰でしたから。解決に乗り出したのは、元朝鮮内部関係者の目撃証言があって、動かざるをえなくなったからでしょう。

>政府も、9.11以来の悪の枢軸を叩くという米国発
>の潮流に乗って、やっと北朝鮮にまともにモノが言え
>るようになったんだろうと思います。

不思議なのは、なぜあんな国に怯えなければならないのか。
セントバーナードがチワワに怯えているようなものです。
たしかに、軍事力はあるが、日本がやられればアメリカが黙っていないでしょう。最大の貿易相手国だし、アメリカの国債を黙ってこれだけ大量に買ってくれる国をみすみす金正日に渡すようなことはないでしょう。

私は、この外務省の腑抜け体質は、太平洋戦争のトラウマと、憲法第9条の足かせにあると思います。

独立国としてまともなことをやるには軍隊が必要で、軍隊の威嚇があるからこそ、邪悪な指導者は侵略ができない。事実、金正日は「強大な軍隊があれば何でもできる」とかつて発言したそうじゃないですか。

私は、「邪悪な人間から遵法的な市民を守るには、暴力が必要であり、それゆえ、憲法第9条を改正すべき」と考えます。

このようなアタリマエのことを主張できなかったというのは、いかに戦後の日本が狂気に冒されていたかを示しています。

>今後、東アジアでは中国が強大な力を持つよう
>になると思いますが、今のままでは、我が国は
>中国に呑み込まれてしまいそうです。
>そうなるほどなら、日本はアメリカ合衆国の一
>州に加えられたほうがマシです。

中国が飲み込むことはないんじゃないでしょうか。
すでに申し上げたように、アメリカは絶対に日本を手放さないでしょう。恐らく、太平洋と極東の一部たりとも失うことを拒否するでしょう。

それに中国が世界のリーダーになるにはあまりにも経験が不足しています。経済力をつけたからすぐに何かできると考えられるほど世界は甘くないでしょう。

あと70年後どうなっているかは分かりませんが、ここ20年くらいのスパンではそういうことはないと思います。

それに日本と中国の技術力の差は非常に大きくて、それを埋めるには時間がかかるでしょう。また、国力が増して賃金が上がれば、日本も中国で生産するメリットがなくなるので、もっと安い労働力が得られる土地を求めるでしょうから、中国は自前の技術で勝負しなければならない。そんなに簡単ではないでしょう。

 

 

2004年5月25日

 

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