エゴイストのキリスト教2


「この世は変わらない」という人々は、歴史をまったく知らない。

歴史におけるキリスト教のプラスの影響は、議会制度、科学、芸術、教育などあらゆる面に及んでいる。

キリスト教による正の影響を無視する人間は、歴史を無視する人間である。

彼らは、近代文明の恩恵は、ことごとくノンクリスチャンの思想に由来すると実質的に主張しているのであり、神が歴史の中においてキリスト教を通じて我々に与えてこられた祝福を無視する「忘恩者」であり、「冒涜者」でもある。

彼らはあえて事実を見ようとしないのである。

それは、認めてしまうと、自分の「エゴイズムの体系」が破壊されるからである。

「もしキリスト教が文明に影響を与えてきたことを認めると、クリスチャンの地上的使命を認めたことになる。そうすると、今までのような無為無策、無責任の生活はできなくなるわけだ。」

と考えるから、「なかったことにしよう」と考えているのである。

「キリスト教は科学の発展に何も関わっていない。政治制度や自由、人権などにも何の影響もなかった。・・・」

こういった無視をやって、結局は自滅するのである。

忘恩と冒涜の末路は、破滅だ。

こんな自己中心な「キリスト教」は早く死滅すべきである。

文明と社会の進展のために努力しているノンクリスチャンのほうがよっぽど立派じゃないか?

こんな無為無策者のキリスト教は、イエスによって「なぜ何もしなかったのか?」と叱責された悪いしもべのように、身包みはがされて、無一文になるのだ。

地上的使命を無視するクリスチャンは、「主の心を知りながらそれを行わなかった悪いしもべ」であり、「暗闇に投げ込まれて歯軋りする」運命にあることを自覚すべきである。

 

 

2006年8月3日

 

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