クリスチャンは世界を信仰によって征服する運命にある
創世記1・28の「地を従えよ」の原語は、「地を足台とせよ」という意味である。
聖書において、天は神にとって王座があるところであり、地上は足台であるとされている。
「主はこう仰せられる。『天はわたしの王座、地はわたしの足台。…』」(イザヤ66・1)
ということは、創世記1・28において、神はアダムに対して、私と同じ座に着きなさいと言われたことになる。
つまり、アダムに神と同じ「被造物の支配者となれ」とおおせられたということである。
事実、イエスが天地の王になられ、それとともにクリスチャンも王になった。
「キリスト・イエスにおいて、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました。」(エペソ2・6)
クリスチャンは現在、キリストとともに天の王座に座り、地を足台としているのである。
これこそ、我々が、世界を(暴力ではなく伝道によって)征服できる保証である。
我々はすでに王であり、全地は我々の所有物なのである。
全世界の土地はすでに我々の手に入っている。
「パウロであれ、アポロであれ、ケパであれ、また世界であれ、いのちであれ、死であれ、また現在のものであれ、未来のものであれ、すべてあなたがたのものです。」(1コリント3・22)
このような話を聞いて、「え〜っ!何をねぼけているんですか。あなたは土地持ってないじゃないですか。」と言う人がいるかもしれない。
現状では我々は土地もちではない。しかし、将来は全世界の土地を獲得する。それは運命である。
カナンの土地について神はイスラエルに対して「この土地をあなたがたに与えた」と宣言された。
土地の所有権が移った。
しかし、それではすぐにその土地を支配できるかと言えばそうではなかった。
その後に戦いがあった。
我々にも信仰の戦いがある。
信仰がない人々は恐れて退き、荒野で滅んだ。
信仰によって神の命令に従った人々は、カナンの地を所有できた。(*)
今、我々はキリスト教に昔の信仰を復活させようとしている。
かつてクリスチャンは信仰によって世界を変えられると信じた。
今、我々は同じように世界のすべての民族を弟子化し、土地を所有し、全世界を神の財産としてふさわしい状態に変えることができると信じている。
神は我々を王とされ、この全世界を我々の所有物と宣言された。
だから、我々は全世界を変えることができると信じることができる。
恐れて退き、滅びるか、それとも信仰によって進み、勝利するか。
今、我々はどちらかを選択しなければならない。
(*)
カナン征服の記事は侵略戦争を教えていない。
2005年3月6日
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