プレ・ミレの人々はなぜまだ「大患難が迫っている!」と叫び続けるのか?


プレ・ミレが世間に定着して200年たつため、人々はその欠陥思想を指摘されてもなかなかそこから離れることができないようだ。

友人が何人かの牧師に終末論の見解を尋ねると、「ハル・リンゼイは間違いだ。しかし、プレ・ミレそのものは間違っていない。世の終わりが近づいていることは確かだ。」という答えが返ってきたそうだ。

私は、こういった反論にうんざりしている。

なぜこちらの指摘に対応しないのか?私が釈義的にプレ・ミレは成り立たないと、聖書個所を具体的に上げているのだから、プレ・ミレの人々はその指摘に「具体的に」反論して欲しい。「総論」でああでもない、こうでもない、と言われても「またか。」と失望するだけだ。

プレ・ミレの人々の大きな柱の一つはマタイ24章である。この個所から、「大患難時代」がこれからやってくると、主張している。

しかし、マタイ24章の「前兆」がこれから未来にやってくるという説を裏付ける聖句は何だろう。

この問いをもうかれこれ15年もプレ・ミレの人々に提示してきた。

だが誰も答えてくれない。こんなに簡単な質問なのに。

これだけ問題の核心が明らかにされているのだから、プレ・ミレの人々はマタイ24章が「世界の」終末預言であることを論証しなければならない。論証しないうちに、「これらの前兆はこれから起こるだろう」と言ってはならない。

私の問いかけに答えていないからだ。

イエスははっきりと「この世代が過ぎ去る前にこれらがすべて起こる」とはっきりと24章自体の中で述べているのだ。これをどう解釈する?ギリシャ語で「ゲネア(世代)」とは「30-33年」である。

プレ・ミレの人々が大患難時代と呼ばれる時代に起こるとしている数々の「前兆」は、「30-33年のうちに起こる」とイエスがはっきりと述べておられるのに、なぜ彼らは無視するのか???

なぜ、我々の批判に反論しないで、相も変わらず「大患難が迫っている!」と叫び続けるのか?

答えて欲しい。

 

 

2004年4月6日

 

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