アラン・ブルームはホモだった!
http://www.brothersjudd.com/index.cfm/fuseaction/reviews.detail/book_id/1044
によると、アメリカの大学を痛烈に批判したベストセラー『アメリカン・ドリームの終焉――高等教育はどのようにして民主主義を捨て、今日の学生の知性を貧しくしたか』(邦訳:みすず書房)を書いた有名な著者であり、シカゴ大学教授でもあったアラン・ブルーム(1930-1992)は、同性愛者であった。
彼は、文化多元主義に傾く現代の教育と文化全般をも批判し、伝統的な価値観を弁護するという理由で保守派から支援者、スポークスマンと見られ、『アメリカン・ドリームの終焉』は新保守派のバイブルと見なされてきた。
しかし、ノーベル賞作家ソール・ベローが2000年に発表した、アラン・ブルームを主人公とする実話小説Ravelsteinの中で、ベローは、彼が同性愛者であり、エイズで死んだと述べた。彼の早すぎる死について、ベローは、「[彼の命は] 無頓着な性的習慣によって破壊された」と述べた。
ブルームが同性愛者であることは、同僚や友人の間ではつとに有名であった。ベローに対して、「自分が死んだら、追想記を書いて欲しい」と求めたという。友人に対する彼の真摯で正直な性格から考えて、ベローが事実を公表することに反対しなかっただろうという。
2004年9月19日
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