エルサレム・サミット東京大会


現在、憲政記念館(国会議事堂敷地内)において、「エルサレム・サミット東京大会」が開かれている。明日までやっている(朝9:30-18:00)。400人ほど集まっている。
http://jerusalemsummit.org

これは画期的な大会だ。

キリスト教2000年の歴史においてもきわめて重要な大会であると言える。

なんと、ユダヤ教徒とクリスチャンが結びつこうとしているだけではなく、日本という国に、聖書契約的な意味が与えられようとしているからだ。

イスラエルのユダヤ教のラビが、日本のクリスチャンにラブコールを送り、イスラエルのために祈ることを求めている。

そればかりか、この大会で、事務局長アルバート氏は、「日本は、イザヤ書のいう『東の国々』だ」と述べた。

イスラエルの国会議員でもある主席ラビ、ベニー・アロン氏はスピーチで、ラビであった祖父から、「日本は特別な国だから尊重するように。」と言われて育ったと述べた。

あるユダヤ人スピーカーは「日本は眠れる獅子だ」と言った。

しかし、残念ながら、この大会のクリスチャン側の主催者たちのほとんどは、プレ・ミレの人々である。

アルバート氏は、パンフレットの挨拶の中で「メシアが再臨され、エルサレムにおける千年期の御支配のために、私たちを準備させておられます。・・・世の終わりの時代に暗闇の王たちと王国は、来るべき王に対し宣戦布告し、来るべき王の聖都エルサレムは紛争の中心になります。」と言う。

もちろん、プレ・ミレの教義では、この紛争に続く「大患難時代に、反キリストはクリスチャンに勝利し、世界の人口の3分の2が滅びる」と説く。

いかなる聖書の証拠聖句もないこのような教説に頭が洗脳されていたら、世界の復活のために能動的に世界に働きかける信仰などどこにも見られない。

この地上的営為はすべてこの大患難において壊滅するのであるから、クリスチャンはただひたすら「再臨のキリストを待ち望む」ということしか残されていないのである。

これは自ら反キリストを演じ、世界の人口の大多数を核戦争などによって滅ぼそうとしている世界統一政府論者の思うつぼだ。

クリスチャンは、世界の人々が大量虐殺されているのを見ても、それを止めようと努力せずに、ただ黙って眺めるだけだろう。

「これは、預言の成就だから仕方がない」と。

キリストは、「平和を作る者は幸いである」と言われたではないか!

虐殺を運命とあきらめてそれを傍観するという教義とこの聖句とどうやって調和させるのだろうか?!

世界中のクリスチャンが、ディスペンセーショナリズムの魔の手によって騙されているのである。

聖書は、「今がキリストの王国の時代である」と述べている。

キリストは、「天においても地においても一切の権威がわたしに与えられた」と宣言されたではないか!

そして、クリスチャンは「天のところに座らされた」「王なる祭司」と宣言されているではないか!

クリスチャンが祈ることによって、世界から戦争をなくすることは可能なのだ。

もし霊眼が開かれているならば、私がここで叫んでいることが分かるだろう。

そして、これらの主催者たちが考えているよりもはるかに偉大な意味がこの会議にあるということも。

日本は、救われた契約の民の国である。

だから、救われた契約の民の国民として、日本人は、世界に散らされ、滅ぼされ、回復を待っている契約の民であるユダヤ人を救いに導く務めがあるのだ。

なぜならば、イスラエルはみな救われるから。

私は次のように考える。


神は、我々にユダヤ人の救いについて祈るように命じておられる。

救われたユダヤ人の子孫である日本人が、まず回復し、そして、失われたユダヤ人の子孫を救いに導かねばならない。

そのときに、ユダヤ人ははじめて完成して、一つの家族になる。

日本人の祈りは、異邦人の祈りではない。

それは、契約の民の祈りである。

どうか、人々が目覚め、このことに早く気づくように祈る。

 

 

2007年8月6日

 

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