剥き出しの力を持つ者を恐れるな


旧ソ連は、ヒューマニズム思想によって作られた。

ヒューマニズム思想は、契約思想ではない。

だから、倫理がない。力だけである。

聖書の契約思想は、倫理が中心である。倫理は力を生む。

「十戒を守れ。そうすれば力が与えられる。」という思想である。

しかし、ヒューマニズムは、神を否定するので、力のために力を求める。

経済的に豊かになるために、金儲けを第一に求める。

力を得るために、軍事力を第一に求める。

しかし、聖書は繰り返して、「自分の力に頼る者は呪われる」という。

支配するために軍事力を増強するのは愚か者の証拠である。

たとえ軍事力で支配したとしても、その支配は長続きしない。

軍事力で支配し、属国の国民をしいたげれば、神からの支持を失うので、早晩帝国は瓦解する。

本当に頭のよい国民は、倫理を尊ぶ。

この世界は、神の王国である。

神が頂点に君臨しておられる。

だから、神の支持を得なければ、支配は覆される。

神は「契約を守る人」にこの世界を統治させようとしておられる。

十戒を守る国民に力を与えようとされる。

神の御心は、この世界を正義と愛の世界にすることである。

だから、金儲けを第一にしたり、軍事力を第一にするような、非契約的人間にはその逆のことが起きる。

彼らの努力はすべて水泡に帰する。

そして、その努力の果実は、契約を守る人々の手に入る。

剥き出しの力を持つ者を恐れるな。

彼らの寿命は短い。

 

 

2008年7月23日

 

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