ケインズとケインズ主義者の無責任
今国会でああだこうだ言っている自民党も民主党も、経済政策はケインズ論である。どちらが政権をとっても同じことをやるので意味がない。
解決はケインズから離れることだ。それ以外にはない。
ケインズの理論は反聖書的であり、反カルヴァン主義である。
ラッシュドゥーニーは、著書Law and Libertyの中で、ブルース・ゴールドマン、ロバート・フランクリン、ケネス・ペッパーによるYour Check is in the Mail: How to Stay Legally and Profitably in Debt(あなたの小切手は郵送中−負債を合法的に利得に変える法)を紹介している。
彼らは、聖書に真っ向から対立する借金の方法を公然と提唱し、出エジプト記22章25節の解説の中で次のように述べた。
このときから数年のうちに、人類は驚くべき道徳的進歩を遂げた。いまや高利は美徳となり、償わなくてもよい唯一の罪と見なされている。
(Bruce Goldman, Robert Franklin, Kenneth Pepper: "Your Check is in the Mail," p.18. New York: Warner Books,(1974)1976. p.31)
http://www.path.ne.jp/~millnm/tax.html
支払いの遅延は不道徳でも非合法でもない。
結局、我々は滅びるのである。
以上は、『一般理論』の正確な要約である。これは、彼の当時最大傑作『貨幣論』(1930年)の正確な要約ではなかった。とにかく、ケインズの主要なライバルであった32歳のオーストリア移民F・A・ハイエクは、経済誌『エコノミカ』において『貨幣論』を完膚なきまでに粉砕した。そのため、ケインズはハイエクに対して個人的にこう述べた。「ああ、気にしないでくれ。私はもうあれはまったく信じていないから。」と。
http://www.lewrockwell.com/north/north773.html
2009年10月29日
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