クリスチャンはビッグバン説を信じてはならない
クリスチャンはビッグバン説を信じてはならない。
なぜならば、この学説は「宇宙が高温高密度の状態から進化した」という進化論の一種だからだ。
聖書は、太陽、月、星、ひとつひとつを神が創造されたと述べている。
何かが変化して生まれたとは記されていない。
そもそも、閉じられた系である宇宙の中でどうして進化なるものが起こるはずがあろうか。
閉じられた系の中で爆発の後に組織や秩序が誕生したと考えること自体エントロピーの法則への違反である。
たとえば、閉じられた箱の中に、100個の気体分子を一列に整列して置くとする。
時間が経つにつれて、この100個の分子は、空間に拡散する。集まって組織を形成することはありえない。なぜならば、気体の運動の方向はランダムだからだ。
秩序は時間とともに不可逆的に無秩序化する。
外部から何らかの力が働いたら別だ。たとえば、その分子を磁場の中におくとか。
閉鎖系では、そのようなことがないのだから、分子は不可逆的に拡散し、無秩序化するだけだ。
さあ、ビッグバンの後に、どうして銀河系ができ、太陽系ができ、地球が誕生し、地球の上で生命が誕生し、それが進化して知的生命体である人間にまでいたったのか。
閉鎖系である宇宙の中で秩序は一方的に無秩序化するだけであるはずなのに、なぜまったく逆のことが起こったのか?
外部から神が力を送って秩序化を行われたから?
ならば、現代科学の大原則、「神を持ち出さない」を破ることになる。
クリスチャンの場合、神を信じているから、クリスチャンの自然科学では、ビッグバン説は許容できる?
できません。
なぜならば、聖書の記述を無視することになるから。
聖書を超えるものを許した時点で、もはやキリスト教は啓示宗教ではなく、自然宗教になる。
そうしたら、聖書の他の箇所にも信頼が置けないということになり、実質的に聖書信仰は緩慢に死ぬことになる。
だから、聖書の創造記事を受け入れて6日創造説を信じるか、もしくは、信仰を捨てるか以外にはないのだ。
ビッグバン説を持ちながら、聖書信仰にとどまり、正統的キリスト教にとどまることは不可能である。
2009年3月16日
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