あまりにもキリスト教的な四国
エデンの園は、高い城壁に囲まれていた。
黙示録の新エルサレムも高い城壁に囲まれている。
そして、門があり、そこで悪者が入ることを拒絶する。
イスラエルは紀元70年までエデンの園であった。この地は川と海に囲まれていた。地中海、ユーフラテス川、ナイル川、ヨルダン川である。
川や海は城壁である。
もし、この地上にエデンの園にあたる土地があるならば、それは水に囲まれているはずだ。
私は日本がエデンの園であると考えている。
石原都知事はヨット好きであるが、ヨットをやっていると日本の海が危険であると分かるという。
日本は太平洋という大きな隔たりによって、東から守られているだけではなく、日本海という荒波によって西からも守られている。
さて、聖書において、エデンの園に対応する臨在の場所は至聖所である。
幕屋の中の至聖所も、ケルビム(天使)によって守られていた。非常に厚いカーテンにケルビムの像が描かれている。
エデンの園がケルビムによって守られていたと同じように。
ケルビムは契約の箱を守っていた。
さて、日本について考えると、世界の至聖所である日本そのものの中でも、四国は特別な地に思える。
四国は、非常に航海が危険な荒波によって本州と隔てられている。
四国は、至聖所中の至聖所、つまり、契約の箱なのかもしれない。
外敵からの侵入から守られてきた日本が太平洋戦争において、開国されたように、四国も連絡橋の開通(1988年)によって扉が開けられた。
神戸は神の戸であり、四国という最神域に入るための入り口、門にあたる場所という意味でつけられた名前かもしれない。
カバラにおいて東は神聖な地である。東は、西よりも位格が高い。
紀伊半島の東に伊勢神宮があるのはこのためだろう。
そして、四国の中でも東にある剣山に契約の箱があるとされたのはこのためだろう。
不思議なことに、剣山のふもとに、栗枝渡(くりしと)という地方がある。これは、ユダヤの地とも言われている祖谷にある。今、栗枝渡神社は、もと栗須戸(くりすと)神社という名前だった。
剣山に登るにはこの神社にお参りする必要があるという。(友人から近くに十二使徒峠があると聞いたが確認できない。)
さらに、剣山の別名は鶴亀山である。鶴と亀は、天と地、はじめと終わりを象徴し、アルファとオメガなるイエス・キリストを象徴すると考えられる。
ちなみに、浦島太郎物語は、亀で始まり、鶴で終わる。(浦島太郎は、最後鶴に変身して天に上る。)
ユダヤ―東―鶴亀―栗枝渡(栗須戸)―契約の箱伝説
あまりにもキリスト教的である。
やはり、四国は、至聖所中の至聖所、つまり、契約の箱を収めるにふさわしい場所だったのではないだろうか。
(しかし、連絡橋開通と阪神大震災以後、四国の封印が解かれた今は、伊勢神宮に収められていると考えている。)
2007年11月11日
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