おそらく占いの文化は、神道や皇室の原初のものではないのではないでしょうか。私は、日本の原型を、百済の王子余豊璋（藤原鎌足）によるクーデター、原日本の転覆以前の状態に求めております。

物部氏や秦氏が脇役に追いやられた大化の改新以前、古事記編纂以前の時代にまで帰り、その時代に文化がどのようなものであったのか再確認しないと、日本の原型を誤解することになると思います。

日本を愛する保守的運動が、非科学的な、非合理的なものに向かうことによって、科学オンリーや合理主義オンリーの無神論左翼陣営に非難の隙を与えてきたというのが、これまでの保守運動の弱点だったと思っております。

あくまでも保守は、近代の人類が獲得した科学やその精神を受け入れた、あの明治維新の人々、政府や文化人に学ぶべきであり、そのためにも、百済人によってゆがめられた歴史から解放され、原日本の姿を探る必要があると考えております。

2010年10月10日