大田総理、まず人間を知れ


大田総理のなんとか、という番組はくだらないので見ないが、今たまたまつけたら、相続税について議論していた。

大田は「全部ちゃらにしてスタートラインを同じにするのは平等ではないか」という。

だから、「相続税はよい」と。

共産主義教育の犠牲者である。

相続税にして自分が築き上げた財産を子供に残すことを禁止すれば、では、みな平等になるのか?

なるはずがない。なぜならば、誰かがそのお金を相続するからだ。

相続を完全に無にすることは不可能だ。

海に投げ捨てるなら別だが。

結局、今の法体系では、国家が相続者になっている。

しかし、国家とは、そのシステムに群がる無数の寄生虫の餌食である。

だから、結局、今の相続税のシステムでは、「勤勉な人々の財産は、これらの寄生虫の利益と変わる」ということなのだ。

これが健全だろうか。大田総理、よく考えたまえ。

国に金を預ければ国民の利益になるなんてのは、幻想である。

そんなに人間は聖くも正しくもない。

この世界は、チャンスがあれば、無料でサービスを利用したり、商品をネコババしたり、そんなことを考えている人間ばかりだ。

全員とは言わない。しかし、そういった人間が多いということは事実だろう。

そういう前提で制度を考えない社会はバカなのだ。

性善説で社会を作る社会主義というのは、お人よしのシステムだ。

だから破綻する。

会社を作り事業をする資格は、学歴とか技術とか関係ない。

事業主の資格は、一つしかない。

それは、「人間を知っていること」だ。

人間を知らないと、どんなに学歴があっても、技能があってもだめ。

学者や技術者になれるが、社長にはなれない。

社長になるには、人間とは何かということをよく知っていなければならない。じゃないと、すぐに破産する。

大田総理とか、漫才は得意かもしれないが、人間というものを知らないから、こんなくだらない理想論をぶつのだ。

 

 

2008年2月8日

 

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