ある時細胞に取り込まれたのがミトコンドリアの起源?


単純な細胞から、ミトコンドリアなどが含まれた細胞にどのように進化したのか。

それは、ミトコンドリアはもともと独立して存在していたが、ある時、細胞に取り込まれたのだそうだ。

ここで、私は、非常に素朴な疑問を持つ。

「たまたまミトコンドリアが取り込まれたとしても、DNAが変化しない限り、それは次世代の細胞に受け継がれないのだ。とすると、そのDNAは、ミトコンドリアを含んだDNAにどうやって変化したのだろう」と。

細胞はもともとミトコンドリアを含まなかった。それがある時ミトコンドリアが細胞に取り込まれ、それ以降、細胞の構成要素になったわけだ。

細胞の構成要素になっても、DNAにその変化が書き込まれない限り、それは一代限りで終わってしまう。次世代に遺伝するには、DNAへのミトコンドリア生成のための遺伝子が書き込まれたはず。

この学説、おかしい。

ミトコンドリアがなぜ含まれるようになったのか、という疑問に、それは、ミトコンドリア混入で答えようとした。しかし、次世代の細胞がミトコンドリアをもつには、DNAの変化が必要なのだから、ミトコンドリアが混入したかしないかという問題は関係ない。

ミトコンドリアが混入してもしなくても、次世代にミトコンドリアを含む細胞を生み出す難易度は同じ。

なぜならば、ミトコンドリア混入と、ミトコンドリアを含むDNAへの変化は、

ま・っ・た・く・別・の・現・象・だ・か・ら。

この学説は、進化があたかもあったかのように見せるための幼稚なトリックである。

 

 

2008年6月28日

 

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