最も本質的な活動に関わろう3
TVで『グッドフェローズ』という非常に興味深い映画を見た。
マフィアの世界にあこがれて入ったある青年の体験記だ。
マフィアは、犯罪の計画に人を誘い、実行させ、そして、最後に殺す。
まさにサタンのやり口だ。
そのトップにいる人間も、自分がこの世界で主として振舞っているかのように考えているが、実はその上に本当の主であるサタンがいて、彼にまんまと騙されている。
サタンに支配された人間は、「俺は自分の欲望のままに生きている。俺は自由だ」と考えているが、実際のところ、サタンに操られて、自分がやりたくないことを「やらされている」のだ。
最初は普通の精神を保っているが、罪を犯すにつれて、だんだんと感覚が麻痺し、最後には、普通の人間ならば考えられないようなことをやらかす。
自分の母親を薬物で殺すというようなこともやる。
サタンの願いは、この世界をのっとって、それを徹底的に破壊することである。
神が創造された秩序の世界を、混沌とした醜い姿に変えることである。
そのために、人間の欲望を利用し、闇の世界に引きずり込んで、さんざん利用して、悪事の限りを尽くさせたあとでポイ捨てをする。
サタンは、自分の手下を使い捨てする名人だ。
あの映画の最後で、このように手下を使い捨てしたマフィアの親分たちが最後に子分の裏切りによって逮捕される。ナレーションで、彼らが獄中で死亡したという後日談がついていた。
犯罪に手を染めた全員が破滅するのを見て、本当の黒幕である「彼」が笑っているのが見えるような気がした。
イエス・キリストのもとに来ない限り、我々は「彼」に利用され、ポイ捨てされるだけだ。
「それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである。』」(使徒26・18)
友人の祖母とその妹さんは、それぞれ違った仏教系の新興宗教に入っていた。非常に熱心だったが、最晩年に二人ともそれらの会とほとんど関係を絶っていた。
「おばあちゃん、○○会の人がきているけど?」と言っても「ああ、いいんだ。ほっといて。」と相手にしていなかった。
サタンは人生の最後のぎりぎりまで幻想を見せ続ける。しかし、最後の最後にそれをパッと消すのである。
「自分は今まで何をやってきたのだろう?」と嘆いても後の祭りである。
「彼」は、「よ〜く、ここまで騙されてきたもんだ。ははは。」と笑う。
解決は、イエスを信じて、「彼」の国から出て、神の国に入ることである。
自分の支配者を変える以外に手はないのである。
2005年11月12日
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