我々には命を与える力がある
先週の金曜日、あるアメリカ人夫妻のサバトに参加した。
敬虔なすばらしい家庭であるが、残念なことにディスペンセーショナリストである。
「この世界はサタンの世界でしょ。どうしてこの世が変わるわけがありましょう。」と彼らは言う。
「この世界はサタンのものではなく、キリストのものです。サタンはノンクリスチャンを支配しているが、世界全体の最高権威はキリストにあります。」と答えた。
すると、
「それはどこに書いてありますか。」と聞くので、
「マタイ28章に『私には天においても、地においても、一切の権威が与えられています。』とあります。」と答えた。
彼らは、普段教会において、「イエスは主の主、王の王!」と叫んでいるのです。
それならば、どうして「この世の王はイエスではなく、サタンだ」と言うのでしょうか。
明らかに、今のクリスチャンは騙されています。サタンの大きな嘘に丸め込まれています。
私たちの世界は、「キリストの王国」なのです。私たちは、キリストを王とする王国に住んでいるのです。
だから、私たちが御心によって何かをすれば、それを留める者は誰もいません。
たとえば、私たちの目の前にサタンが突然現れて、「おまえは、絶対に滅びる。何をやっても失敗する。そしてついに地獄に落ちる。」と叫んだとしても、私たちはそれに心を留めてはなりません。
なぜならば、聖書でイエスは「私はすでに世を征服した」と宣言されたからです。
あらゆる権威がイエスに与えられているのですから、サタンが何を言おうと無視すればよいのです。
気持ちがやさしく、素直な人は、いろんな雑音にも耳を貸してしまう傾向があります。
だから、純粋な人ほど精神病院に入る傾向があります。
私たちは、サタンの声にまで素直にしたがってはなりません。
私たちが従うべきなのは、聖書だけです。それ以外の雑音を入れないようにしましょう。
ディスペンセーショナリストは、サタンの雑音に耳を貸してしまい、かれこれ200年もの間騙されてきました。
ディスペンセーショナリズムが世界のキリスト教を支配するようになって、世界の教会はどんどんとサタンによって不戦勝で破壊されてきました。
教会員が、「もうどうせ駄目だ。この世はサタンの世だし、未来には大患難が待っているのだから。」と信じこんでしまったからです。
抵抗者がいなくなった教会の中でサタンは暴れまわりました。どんどん間違った教えを吹き込んで、教会を無力化し、クリスチャンを神の国建設にまったく役に立たない人間に変えてきました。
その一方で、悪魔的な人間に政権を握らせて世界を地獄に叩き込みました。ヒトラーやレーニン、スターリン、毛沢東、金日成、ポルポト、ホーチミンなど、クリスチャンの側からの霊的な攻撃がなかったために、ほいほいと世界に登場し、多くの領土を奪ってきました。
イエスとその弟子たちの奇跡は、クリスチャンが世界を変えることのできる証拠です。
彼らが手を触れるだけで病が癒されました。
これは、クリスチャンには、世界を復活させる力があるということを示しています。世界の中で病んでいる部分が治り、どんどん復活していくのです。
クリスチャンはただ単に自分の魂が復活したということではなく、自分には自分が接するものを復活させる力があるということを信じなければなりません。
イエスは命の君であり、イエスにつながる我々にも命を与える力があります。我々の仕事や様々な活動を通じて、世界は徐々に復活しつつあるのです。
だから、我々は積極的に様々な活動分野に関わって、死につつある世界に命を吹き込むために働くべきです。
2006年1月30日
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