今、若者の間に共産党員が増えているという。

低賃金、派遣社員など、劣悪な労働条件に放置された若者の間に不満が鬱積している証拠だろう。

自分だけ儲かればよいとするエゴイズムは、結局、革命家を育てることになる。

会社や企業を社会の公器として見ることのできない愚かな人間は、革命によってすべてを奪われ、自分が蒔いた種を刈り取ることになるのだ。

エデンの山の上に降り注ぐ雨は、大きな流れになり、エデンの園に入る。

エデンの園に入った水は、4つの大きな川になって世界を潤す。

世界が潤っていないのは、神からの雨を受けている人間がそれを独り占めしているからだ。

我々が祝福を受けるのは、世界を祝福するためである。

だから、エゴイストは、エデンの園に居つづけることができない。

早晩追い出されるだろう。

国民全体や世界全体が豊かになるために働かない人間は、指導者になれない。

そして、与えられた富は誰か他の人に奪われる。きちんと世界に還元できる人間に明け渡される。

与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。(ルカ6･38)

2008年7月26日