新しい出発


我々は孤立無援の戦いをしていると書いたが、アミシャブの調査が2月から開始されるなど、いよいよ神が日本に対して新しいステップを開始されたと思える状況になってきた。

私の転機はこれまで10年ごとにやってきた。年齢的には9のつく年である。

昨年がその年に当たったので、新しい変化を期待していたが、実際大きな進展があった。

それまでの10年は船出の10年であった。1996年に長崎で召命を受け、寄居で按手を受けた。それから猛烈なサタンの攻撃を受け、私と私の同僚川口氏(K氏)は、邪悪な人々から巧妙な罠をしかけられ、活動場所を失った。K氏は、自分が救いに導いたある(偽)クリスチャンから、経済的だけではなく、教会的にも破局を味あわされた。

このSという人物は、K氏が長年の誠実な取引で信頼を得ていた自動車会社の営業所からK氏名義で車をリースしたがリース料を払わずにとんずらした。

しかも、彼は自分を教会に導いてくれた恩人であるはずのK氏の偽の情報(K氏が教会で隠れて献金を集めている)を牧師に流し、教会から追い出される手助けをした。まさにユダ的な人物であった。

その後も、様々な悪人がK氏のもとを訪れ、K氏は食い物にされた。それまでこれほどの目に遭ったことがなかったため、ナイーブであった点、本人にも問題はあるのだが、しかし、サタンの攻撃は激しかった。

私もこの偽クリスチャンから2か月分の労賃を踏み倒されたため、大きな穴があき、経済的に非常に苦しい状態を経験した。払わないと言ってくれれば早めに手を打つことができたはずなのだが、払う払うと言いながら引き伸ばされたことが傷を大きくした。

幸いミレニアムの会員で、主に忠実なクリスチャンのご支援により危機的な状況を乗り切ることができた。

同じ頃に巧妙な詐欺にあって大きな負債を背負った友人もこの方に助けられた。まことに、私たちは、真のクリスチャンの業を見ることができた。主が幾重にも彼を祝福してくださいますように。

今再建主義を奉じている私とこれら友人2人は、同時期に同じような試練をくぐった。それは、2000年前後のことである。

私たちは、この10年の試練の時期を経過し、かなり信仰を鍛えられた。

これにより私は、「主は耐えることのできない試練をお与えにならない」ということを学んだ。

また、サタンと悪霊、そして、それに憑依された人間が我々を貶めるために活動しているということ。我々クリスチャンは御国を建設しようとするときに、必ず試練に遭遇し、妨害を体験するということも学んだ。

2006年から新たな10年が始まった。アミシャブの日本調査など、非常に画期的な出来事が昨年末から始まった。

また、インターネットを通じて、非常に不思議な出会いがあった。聖徳太子の流れをくみ、私が過去に体験し、考えてきた様々な事と数々符号一致する体験をされた方と知り合うことができた。

この働きは、主の導きなしには実現しない。過去にも私の掲示に興味を覚えて知り合うことになった方々がいらしたが、やはり相当のサタンの妨害がある。

しかし考え方によっては、妨害によって頓挫する関係は本当に神が導いておられる関係ではないのだ。

神が我々にさせようとしておられることはどんな妨害にあってもくじけることがないのだから。様々な逆境を越えて継続できる関係こそが真に選ばれた人々の関係である。

これからも神は御国の前進のために新たな知己を与えてくださるだろう。

 

 

2007年1月4日

 

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