世に主権者は2人しかいない


このHPについては、霊に関することをよく述べるので、いわゆる今の主流派のクリスチャンは、違和感を覚えるかもしれない。

しかし、霊の戦いとは、聖書の基本的なテーマであり、聖書は、この世界の本質は、霊の世界にあると教えている。

最初の父祖は、サタンに騙された(創世記3・1-19)。

それ以来、人類は「彼」の支配下にある。

「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」(エペソ6・12)

信仰において成長するにつれて、世界の本質が霊であるということがはっきりしてくる。

そして、あらゆる瑣末な事柄を取り去って、本質の本質を求めていくときに、この世界には神とサタンの2つの主権者しかいないということが明らかになる。

現象的に見れば、スターリンやヒトラーや金正日など悪の支配者などがそれぞれの国を支配しているように見えるが、霊の目が開かれれば、その背後に「彼」がいることが分かるだろう。

どんなに正しくて、誠実に見える人間でも、キリストを信じて「彼」の国から出るということがなければ、「彼」の奴隷である。

彼らは、巨大な漏斗の上にのっているようなものだ。その漏斗の先には、滅亡と地獄がある。この人生において何をやっても、究極的には滅びが待っている。

「彼」の主権のもとにいる限り、運命を変えることは絶対に不可能である。

ヒューマニズムは、たしかに人間王国である。しかし、人間がトップにいるということは、つきつめて言えば、「彼」がトップにいるということなのである。

どんなに人間が知恵を尽くして理想国家を作ろうとしても、人間がトップに立つ体制である限り、それは悪魔の国なのである。

アダムとエバに対して、「彼」は何と言っただろうか?

「あなたがたは決して死にません。あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」(創世記3・5)

「彼」は「私を拝みなさい」とは言わなかった。

「彼」は「あなたがたは神のようになれる」と言った。

善悪の知識の実を食べた時に、人間は神のようになったのではなく、「彼」の軍門に下ったのである。

再建主義に反対する人々は「聖書に基づく統治」を否定し、「人間の知恵に基づく統治」を維持しようとしている。

しかし、これは、「悪魔の支配下における統治」の継続にほかならない。

中立などありえない。

主権者は、2人しかいない。

神かサタンか?

神の国に入ることがなければ、あなたは、「彼」の奴隷である。

 

 

2005年12月6日

 

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