民主化の本当の狙い、等


(1)
シオン議定書に次のような一節がある。


バチカン法王庁を決定的に破壊してしまう時が来たならば、・・・民衆にこの法王庁のほうを指さしてやる。しかし民衆が法王庁に躍りかかろうとすると、我々は法王庁の保護者のような姿で現れて、流血の惨を許さないことにする。この転換によって我々が法王庁の内部に入り込み、これを全く没落させるまでは出て来ない。(四王天延孝原訳太田龍補訳・解説『シオン長老の議定書』成甲書房134ページ)

ここにイルミナティによる、ある勢力の破壊の方法の一つが示されている。

つまり、
1.民衆に非難させる。
2.暴動が起きそうになると収拾役として内部に侵入する。
3.信用を勝ち取り、内部から崩壊させる。

いわゆる「近代化」とか「民主化」は、イルミナティによるその国の乗っ取りの口実であろう。

今回のサイクロンや大地震において、ミャンマーの軍政や中国の独裁政府が非難の槍玉に挙げられている。

おそらく、イルミナティにとって災害は、侵略の大きな手段である。(サイクロンも地震も、人為的ではないかとの疑惑が浮上している。ちなみに、台風や地震を人為的に起こす技術がある。)

その政府の対応のまずさを宣伝し、民衆に非難の矛先を向けさせることができる。

これからミャンマーや中国において、暴動が起きそうになった時に出てくる人物に注目すべきだ。

(2)
ミャンマーのスー・チーや、チベットのダライ・ラマなど、民主化の旗手としてもてはやされている人々がはたしてそのとおりの人なのか。

私は、国民国家を内部崩壊させるために送り込まれたグローバリストの手先のように思える。

民主化されたイラクを見てほしい。

石油を奪われ、国家はもはやイラク人のものではない。

日本も、明治維新において、国家内部奥深くにグローバリストの侵入を許してから、内部崩壊の過程にあるのだろう。

その証拠は、中央銀行、公立学校、社会主義的税制等である。

(3)
話はがらりと変わるが、最近、ベンジャミン・フルフォード氏の反キリスト思想が気になる。

キリスト教は、古代のローマ政府が人為的に作り出した教えであって、キリストの教えではないという。

これは、イエスの教えとパウロの教えの違いから、新約聖書の思想が分裂していることを説くリベラリズムと同類の惑わしである。

素人はこういうもっともらしい言説に惑わされやすいから注意が必要だ。

パウロの教えはイエスの教えである。なぜか?

パウロは、イエスによって直接に「使徒」に任命されたからだ。

新約聖書の教えはすべてイエスの教えである。なぜか?

新約聖書はすべてイエスが直々に「使徒」に任命された人々によって書かれたからだ。

彼らは「証人」である。モーセ律法が示すように、事実は二人または三人の目撃証言によって確証される。

イエスがご自身のメシアとしての御業を行う際に、必ず弟子を少なくとも2、3人連れて行かれた。証人とさせるためである。

新約聖書とは、イエスと同行し、その御業を直接目撃した人々による証言集である。だから、真実なのだ。

新約聖書の合法性は、この「目撃証拠」にある。

だから、ベンジャミン・フルフォード氏のキリスト教観が間違いであることが分かる。

(4)
このような反キリスト的発言。しかも彼は進化論者である。

クリスチャンとして、彼の活動に賛同することはできない。

そして、我々が気を付けなければならないのは、グローバリストは、必ず、何かの運動の両方を支配し、徐々にそれを何がなんだかわからないものに変え、自分の利益のほうに持っていくという方法を取る。

例えば、グローバリストは学園闘争の時代に、体制側も反体制側もどちらも支配していた。

たとえ正しいものを求めたとしても、聖書に基づかず、反キリスト的な運動になるならば、もとの木阿弥である。

悪霊を追い出して心を掃除しても、そこが聖霊によって満たされていないと、悪霊は自分の仲間を7匹連れて住み着き、状況は前よりも悪くなる。

キリストによる徹底した信仰に導かない運動は、最後に我々を破滅させるから注意すべきだ。

 

 

2008年5月15日

 

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