犯罪者は、概してセルフイメージが低いという。

子どものころから「駄目だ」と言われてきた場合が多いと。

無差別殺戮なども「俺は駄目なやつだから、みんな道連れに滅んでしまえばいいんだ」というような気持ちから起こすらしい。

犯罪者だけではなく、我々の主要な問題は「洗脳」である。

大なり小なり我々は、誰かから洗脳を受ける。子どものころは、両親であることが多い。

大人になると会社や組織が洗脳する。

人間の不幸のほとんどが「嘘」から来る。

誰かが意図的に自分を操作して、思い通りに動かそうとして言われた「嘘」によって我々は苦しむ。

このような嘘の苦しみから逃れるために、ある人々は新興宗教に入る。

しかし、新興宗教は、新たな嘘を提出するから、問題の根本的な解決にはならない。

「お前は駄目なやつだ」と言われて育てられた人が本当に解放されるには、「あなたは無限の可能性を持っています」とおだてる「新しい洗脳」ではだめだ。

我々を真に解放するのは、「真理」だけ。

真理と真実だけが我々を洗脳から解放する。

私は誰をも洗脳しようとしない。私は誰をもコントロールするつもりがない。私は、人を道具として扱う人間を嫌悪する。

私は、洗脳を解除するために活動している。

その場合、新しい洗脳を使わない。人をおだてない。人をむなしい栄光にいざなわない。

新しい洗脳は新しい不幸の種だから。

あなたを操作する人間から一秒でも早く逃れること。

そして、真理を知って、素の眼で自分と世の中を見ること。

それだけが、解放への道だ。

それだけが、幸せへの道だ。

2010年4月6日