低級霊の扱い方
ここ数日、あるクリスチャンから霊現象について相談されている。
更衣室がある屋上の建物に霊が出るというのだ。
ある日、階段を下りてくると、従業員の一人から話し掛けられた。
「今あなたの後に男性が降りてきましたよね。」
「いいえ、そんな人はいませんでした。」
青白い顔をした中年男性で、話し掛けても無視して降りていったという。
その従業員の話では、あの建物には化け物がでるそうだ。走る音がするという。
他の従業員も、「ああ、あそこには出るよ。でも実害ないから。」と言っていた。
よくよく思い出して見ると、着替えているときに、歩いたり走ったり変な音がしていた。
次回、注意して聞いていると、やはり走る音がした。更衣室の廊下をこちらのほうに向かって走ってくる。
そして、その次の日に建物に入って着替えていると、ガサガサ音がするので、びっくりして叫ぶと、別の従業員が別の部屋で着替えていた。
その従業員が驚いてどうしたと聞いてきたので、事情を説明すると、その人が非常に驚いてぶるぶる震え出したという。
その時、また走る音がして、こちらにやってきて、二人がいた部屋のドアをガンガンとたたいた。
二人とも恐怖で悲鳴をあげた。
私は、こういった霊は、人の注意を引きたいと思っている霊で低級であると説明した。
私の友人のK氏の事務所でもかつてこのような現象がよく起きた。
机の置くにある箸立てが、ずーと移動して、机から落ちる。
壁にかけてあったなべがガシャーンと大きな音を立てて落ちる。
普通の落ち方ではない。わざと大きな音を立てる落ち方だという。
しかし、こういった霊は、人の気を逸らして、普通の生活をおろそかにさせる「気を散らす霊」だから、気にしないで強気に振舞っていることによって消える。
サタンの拘束の一つの手段は、我々を「つまらないものに気を散らさせたり、没頭させる」ことである。
幽霊を怖がる人には、どんどん霊を見せる。
いじめっこと同じで、サタンは、弱い者をいじめるのである。
人をつまらない現象に縛り付けて、本当に大切な仕事をさせないようにする。
不安や恐怖は、気を逸らせるためのサタンの誘惑である。
だから、無視することだ。
「知らね〜」という気持ちでいれば現れない。
事実、このアドバイスを聞いたこの人の前には現れなくなった。
信仰が半分な状態で悪霊を追い出す祈りをすると、逆に馬鹿にしてあいては調子に乗ることがある。
聖書に、信仰がないのにイエスの名を出して、悪霊に飛び掛られた人の話がある。
中途半端は無意味だ。完全な信仰が必要である。
その基本は聖書に対する絶対の信仰である。
聖書を神の言葉として、丸ごと受け入れることである。
2007年5月24日
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