アメリカはクリスチャンの国ではない
ゲイリー・ノースが合衆国憲法について新しい本を出す。
この本は1989年に出版された『政治的多神教(Political Polytheism)』第3部の改訂版であり、合衆国憲法の成立過程に関して、さらに多くの文献から、より詳細な証明を試みている。
私は、400ページ以上もの証拠文献をあげて、1787年の憲法会議が事実上、非合法のクーデターであったことを示した。
[会議の]参加者はこのことを知っていた。彼らは、[会議の内容について]生涯口外しないことを誓い、(会議の内容が盗聴されないように)州議事堂の二階に集まり、ドアを閉め、新しい政府の青写真を作成した。新聞記者は締め出された。
国会や州議会がこれらの人々を任命した目的は、連盟規約(1781年)[アメリカ合衆国を形成した13州の最初の憲法]を改訂させることでしかなかった。それを廃棄させて別のものを作らせることなど、任命者の計画のうちにはまったくなかったのである。
会議の指導者たちは、連盟規約を廃棄して、新しい形の政府を作る計画について熟知していたにもかかわらず、各州の議会が作成した規約に合意し、その上で、フィラデルフィアに向かい、政治的クーデターを開始した。
1787年に、一つの例外(ロードアイランド)を除いて、すべての州ははっきりとした神信仰に基づいていた。
ほとんどの場合、選出された州議員は三位一体の神を信じることを誓約しなければならなかった。
新しい憲法では、連邦職員によるこのような誓約は非合法化された(Article VI, Clause III)。
Torcasso 対 Watkins 裁判(1961年)において、合衆国最高裁が修正第14条(1868年)に基づいてこの禁止条項を州政府にも適用した時に、このクーデターは完成した。
2004年8月5日
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