再建主義は社会を悪と見、暴力革命を肯定しますか?


<Q>
再建主義はオウムのように社会を悪と見、暴力革命を肯定しますか?

<tomi>
再建主義は、聖書が教えるとおりに、この世界の秩序は神が立てられたと考えます。


「人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。したがって、権威に逆らっている人は、神の定めにそむいているのです。そむいた人は自分の身にさばきを招きます。」(ローマ13・1-2)

ですから、暴力によって強制的に政権や様々な権威を倒すことを否定します。もしクリスチャンが政権など権威を持ちたいならば、人々の同意を得てからにすべきです。つまり、選挙によって選ばれることです。

また、既存の憲法精神や選挙制度、様々な人間の建てた制度を尊重し、それに服従します。

たとえそれらに欠陥があると考えたとしても、それを暴力的手段によって変えることは間違いです。

革命は、上記の聖句のほか、次の聖句でも禁止されています。

剣を取ったペテロはイエスによって諌められました。

「イエスがまだ話しておられるうちに、見よ、十二弟子のひとりであるユダがやって来た。剣や棒を手にした大ぜいの群衆もいっしょであった。群衆はみな、祭司長、民の長老たちから差し向けられたものであった。すると、イエスといっしょにいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、大祭司のしもべに撃ってかかり、その耳を切り落とした。そのとき、イエスは彼に言われた。『剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。』」(マタイ26・47,51-52)

クリスチャンに与えられている剣とは、「御言葉」です。

「・・・御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。」
(エペソ6・17)

つまり、クリスチャンに与えられている攻撃の武器とは、「神の言葉=宣教」なのです。

宣教することによって、人々の心が神の心に変わっていく、という方法でしか、神の御国は拡大しません。

 

 

2006年9月16日

 

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