秩序と自由を調和させるには
北朝鮮が女性の髪型を規制だと。
その前に、総書記のあのむさくるしい、もさもさ頭を何とかしたら?
ごらんのとおり、啓蒙主義、社会主義、共産主義と、ヒューマニズムが純粋になればなるほど、法律が恣意的になる。
基準は人間の目だ。人間の目とは、すなわち、エリート指導者の価値観である。
エリート指導者の価値観が正しいかどうか誰がわかる?
ヒューマニストは、「解放を!」と叫ぶが、ヒューマニストが支配する社会とは、そのヒューマニストの指導者たちの理想とする社会なのだ。
だから、社会の構成員の顔が同じになってくる。
誤解しないようにしよう。ヒューマニズムによる解放の目的とは、「画一化」なのである。
いや、画一化せざるを得ないと言おう。
なぜならば、多様性を認める理論はヒューマニズムのうちにはないからだ。
ヒューマニストの国家は「一致」「団結」を訴える。
「一致」や「団結」を訴えるから、外面的には「道徳的」である。
社会主義において、ドラッグやポルノは禁止される。
しかし、道徳的だからと言って、それが悪魔的ではないとは言えないというのは、社会主義は「空手」や「茶髪」なども禁じるからだ。
ソ連では「空手」が禁じられていた。なぜかわからない。今日格闘技で世界のトップを走っているのはロシアである。ロシア人は格闘技の才能がある。
ソ連が崩壊して、こういった無意味で、恣意的な規制が撤廃された。人々は自由になった。
人類はそろそろ学ぶべきだ。統一と多様を調和させる理論を。
ロシアになってから、無意味な規制が撤廃されたと思ったら、こんどは無秩序になった。
殺人・窃盗・詐欺・強姦が溢れ出した。
これは今の日本の教師や親と似ている。
子供に規制すべきものと、規制しなくてもよいものとの区別ができないのである。
締めるべきところで締めずに、締めなくてもよいところで締める。
誰も何が基準かわからないので、秩序の破壊に歯止めをかけることができない。
親の世代の常識は、子供には通用しない。自分の考えに自信がないものだから、子供から「考えが古いよ」と言われると、そうかなと思って退き、叱ることができない。
結果的に、子供達は無秩序の中で傷つくのである。親が基準を知らないために、子供は愚かな道に進んで危険な目にあう。
問題の根源は、「創造者の基準を拒んだ」というところにある。
神の基準を捨てて、相対主義を選んだことに諸悪の根源があるのだ。
統一も重要だし、多様性も重要だ。
キリスト教は、一人の神において統一を主張し、父・子・聖霊の3つの位格において多様性を主張する。
三位一体論は、「統一」も究極であり、「多様性」も究極であると主張する、世界で唯一の理論である。
人類は旧新約聖書を受け入れる以外に逃れる道はないのだ。
秩序と自由の調和を得たいならば、世界は聖書の神を受け入れなければならない。
2005年7月1日
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