御国の働きの順番を間違えないようにしよう!


これまでのキリスト教が効果的に戦えなかった一番の理由は、攻める順番を間違えたということにある。

イエスは、まず強い人を縛れと言われた。

「確かに、強い人の家に押し入って家財を略奪するには、まずその強い人を縛り上げなければなりません。そのあとでその家を略奪できるのです。」(マルコ3・27)

強盗は、一番強い人を縛ろうとする。家の中の成人男性を縛れば、あとは女性と子供だから楽になる。

キリスト教は、この攻撃の鉄則を忘れ、誰がそこにおいて一番強い者か見極めることすらしなかった。だから、失敗してきたのである。

今日の教会は、サタンについて語らない。それをあたかも御伽噺のように扱っている。

だからだめなのだ。

宣教の敵を見極めることをしないから、獲得したものもすぐに敵に取り返されてしまう。

日本でも世界でも現在宣教が退潮している。一番強い人を見極めていないから、どんどん自分の陣地を奪われている。

かつて宣教の中心だったイギリスは見るも無残な姿をさらしている。

サタンについて話題にしたがらないのは、サタンによって騙されたからである。

サタンが恐れているのは、自分にスポットライトが当り、自分を攻撃する人間が増えることである。

だから自分にスポットライトが当らないように、「サタンなんて御伽噺か聖書の中だけの存在でしょう。そうでなければ、聖書の時代だけ活動していた霊でしょう。」なんていう謬説を教会に流行らせるのである。

まず「強い人」であるサタンを縛ろう!

サタンの名をあげて、「彼を縛ってください!」と祈ろう。

祈りによって徹底的に縛らないから、いろんな活動をしても失敗するのだ。

北朝鮮の拉致事件だって、まず祈りが必要だ。「北朝鮮の君」というサタンに任命されて北朝鮮を支配している悪霊がいるはずである。

そいつをまず縛ろう!そうしないと、拉致問題は解決しないだろう。

かつて「アメリカの君」の縛りを祈っていたら、金髪碧眼の白人の姿をした悪霊が扉の陰からこちらをじっとにらんでいる図が頭に浮かんだ。

もしかして、アメリカの君はそのような姿なのかもしれない。

とにかくその地域の一番強い霊を縛ろう!

具体的な活動はそれからだ。

 

 

2005年6月11日

 

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