にせ預言者たちに気をつけなさい
にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。
あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。
同様に、良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結びます。
良い木が悪い実をならせることはできないし、また、悪い木が良い実をならせることもできません。
良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。
こういうわけで、あなたがたは、実によって彼らを見分けることができるのです。(マタイ7・15-20)
動物と比較して、植物は見分けが難しいように思える。
知識のある人にとっては簡単なのだろうが素人にとって、木を見分けるのは難しい。
その木が何であるかは、花や実を見れば分かる。
桜の咲く時期になってその木が桜であると分かることがある。
人間も見分けは難しい。
キリスト教の教師と呼ばれる人々でも誰が本物で誰が偽者かは判別が難しい。
ついていったらとんでもない人間だったということもある。
見分ける方法は、ただ一つ「その人がどのような実を結んでいるか」だ。
倫理的に欠陥があるが、教えは立派だなどという教師はいない。
嘘や中傷を平気でできる人は偽預言者だ。
彼らは、「羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼」である。
つまり、彼らの本当の狙いは、信徒を養うことではなく、奪い取ることだ。
「この人、日本に金儲けに来ているんじゃないか?」というような疑いを生じさせる人は怪しい。
「良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。」
その人が結んだ実が邪悪であるならば、その教師は切り倒されて火に投げ込まれる。
つまり、地獄だ。
「にせ預言者たちに気をつけなさい。」
偽預言者についていけば、むしりとられる。
自分の人生を台無しにされるだろう。
2009年11月14日
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