恐慌を作ったのはやはりイルミナティであった
11月7日号の田中宇氏のニュースレターはきわめて重要であり、絶対に一読すべきである。
http://tanakanews.com/081107gold.htm
今、金の相場が下がっているが、これは意図的だという。
世界の人々は、米ドルへの不信から金を求める動きがある。
もしこの動きを放置すれば、ドルは大暴落する。
暴落を防ぐために、米連銀が金の空売りを奨励しているそうだ。
そして、意図的な安価による金地金の貸し出しがひそかに行われているらしい。
連銀は金相場の上昇を抑制してドルを防衛する目的で、非公式に米銀行に対して大量の金地金を貸し出している。連銀が保有する総量3万トンの金地金のうち、半分以上が貸し出しされた状態になっている。
ドルが崩壊したら世界の覇権構造は多極化するだろう。米国内の「隠れ多極主義者」が崩壊を誘発しているというのが、私の以前からの推論だ。金相場の空売りとの関係でいうと、NYのCOMEXを、実体のある金地金の先物相場から、金のふりをした紙の証券の相場に変身させたのは、JPモルガン・チェースが開発を主導した証券化商品のせいだとされている。JPモルガン・チェースは、昨年の崩壊までの数年間、金融デリバティブの中心となっているCDS(破綻債務保証)の商品化を最も積極的に進めた金融機関としても知られている。
http://www.marketoracle.co.uk/Article7059.html
JPモルガン・チェースは、JPモルガンと、ロックフェラー家のチェース・マンハッタン銀行などが合併してできたものだ。JPモルガンは、第二次大戦前にニューヨークで最も強い資本家で、隠れ多極主義の総本山的シンクタンクであるCFR(外交問題評議会)の設立と運営を主導した。そして第二次大戦後、CFRの主導権はロックフェラー家に委譲され、ニクソン・キッシンジャー以来の共和党の多極主義は、彼らによって企画されている。
http://tanakanews.com/080427multipole.htm
ここ数年、ロックフェラーとモルガンの合体銀行であるJPモルガン・チェースが、CDSや金相場の証券化を急ピッチで進め、その結果として金融界や金相場のバブルが急拡大し、崩壊時の被害がより大きくなる状態になった。今後、金高騰、ドル崩壊が起きるのだとしたら、それはJPモルガン・チェースが多極主義者として仕掛けた崩壊のシナリオであると考えられるかもしれない。
2008年11月8日
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