ばら撒き政治は消えて欲しい2


地方は地方で頑張れと言っても、明治政府以降、近代中央集権国家として機能してきた日本においては、地方が中央に依存するように金の面と許認可の面で大きな制約があることは知っている。

私が問題にしたのは、「中央は地方を支配するためにその面倒を見、地方は服従する代わりに中央から面倒を見てもらう」という考え方である。

これは、社会主義の影響を受けたすべての国に共通する堕落である。

国民の考え方がすっかり依存的になっているということだ。

社会主義の国家では、個人も地方も自主自立の志を奪われ、骨抜きにされる。独裁者は、独立心を嫌い、依存心を好む。

だから、私は、今の日本にとって重要なのは、「社会主義的な考え方を徹底して変える」ということだ。

これまで、政府は高率の税金を国民から毟り取ることによって、権力の集中をはかってきた。個々人にできるだけ財産を残さず、家族や団体に力を持たせないようにしてきた。

これで西洋諸外国に対抗できる強く豊かな日本を作ろうとしてきた。

これはある意味では成功してきた。

だから、私に「いや、tomiさん。中央集権的にやったから国が豊かになったという面もあるのではないですか。」というかもしれない。

ロシアでも、「スターリンがいたからロシアは工業化し、豊かになった」という意見がある。

しかし、私はそうは思わない。

「もし中央集権の足かせ手かせがなければもっと繁栄していただろう」と考える。

今でも、もし税金を安くして、市民に富が残り、相続税など廃止して家族が豊かになれば、法外な税金を集めていつもピーピー言っている政府よりは、各自、はるかにいい仕事ができるようになるだろう。

とにかく、法外な税金を集めるのをやめてくれ!

警察と国防のためなら、10%未満でよいだろう。

あとは国民の創意工夫にまかせなさい。いろんな規制をかけて我々の活動を邪魔するな。

そうすれば、あなたがた政治家が考えるよりもはるかに日本は強い国、豊かな国になるだろう。

政治家諸君、もっと頭を使って何が最も有効か、土台から考えなおそうではないか。

 

 

2005年3月4日

 

ツイート



 ホーム

 



millnm@path.ne.jp